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死に方がわからない

死に方がわからない

死に方がわからない

作家
門賀美央子
出版社
双葉社
発売日
2022-09-15
ISBN
9784575317428
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死に方がわからない / 感想・レビュー

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いつでも母さん

満点とは言えないまでも、取り敢えず何とか生きている今だから・・沢山のわからないに正面から取り組むのは有りだとは思う。とは言っても私は90過ぎの母を彼岸に送り出すまでは、いつ死んでもいいとは言えない。孤立死はいやだけど孤独死は望むところではあるが。夫と息子はいるけれど、ボッチならないとは言えない。何が起こるかわからないのが人生だものね。面白く読んで分かった気になっても、多分いろんなことにバタバタ・あたふたするはずの私。でも、出来るだけ潔く自分の人生は片づけたいなぁ。

2024/03/19

レモングラス

家で一人でいる時に倒れて動けなくて救急車を呼ぶこともできず、子どもの幼稚園のお迎えにも行けず連絡もできず困ったと30代の友人が言っていた。知人の60代のシングルの女性は入院の保証人などで困ったと。兄弟姉妹や子ども夫婦と疎遠な人も多い。これからは一人世帯もどんどん増える。何となくは考えてはいても解決策というほどのものもないが、何かあった時の対処法や助け合える関係について、もう少し具体的に考えておこうと思わせてくれました。アラフィフの著者がいろいろ考えて調べてみてのエッセイ。

2024/03/20

pohcho

独身、子なし、きょうだいなし。アラフィフのフリーライターが人生の終りについてあれこれ考えるエッセイ。著者の暮らす横須賀市の「わたしの終活登録」は素敵。他の自治体にも広がればいいのに。単身者の死後、遺骨のひきとり手が見つからない原因はスマホに納得(ロックがかかってて中が見られないから)。葬儀も永代供養もしてもらえるから、大学への献体が人気すぎて余っているというのはびっくり(世知辛い・・)。地域新聞を購読する、老後資金の資産運用などの軽めの話題もあり。読みやすくてためになるエッセイだった。

2023/06/29

読特

「死して屍拾う者なし。死ぬに任せる。亡骸は捨て行くまま」。現代人が隠密になることは許されない。慰みであるはずの弔いが、今では残されたものの負荷になっている。関係先への連絡、葬送儀礼、遺骨の埋葬、遺品整理、金融資産の相続先、口座引き落としの停止、各種会員の脱会、SNSアカウントの廃止、ペットの行先…。自分のことでアタフタされる姿は想像したくない。終わり悪ければすべて悪し。人生の答えの究極はそこにある。人の寿命は推定不能。いつ不慮の死を遂げるかわからない。責任ある終わり方。エンディングノートをつけておかねば。

2024/07/14

nyaoko

面白かった。びっくりするくらい良かったし、為になった。これはいい。既婚で子持ちの私であるが、同年代の友達と比べたらおひとり様の確率は非常に早く高く、そして長い。老いる前、老いてからの心得、死ぬ前、死んだ後の後始末とお値段。とことん調べあげていて素晴らしい。生きるも死ぬも金次第だが、老いるも老いた後も心構えと心意気である。

2023/02/27

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