猫女 (双葉文庫 あ 6-4)
猫女 (双葉文庫 あ 6-4) / 感想・レビュー
背番号10@せばてん。
1990年8月17日読了。あらすじは忘却の彼方。
1990/08/17
kanamori
☆☆★
2010/09/24
浅木原
『乱れからくり』『喜劇悲喜劇』系列と、『湖底のまつり』『妖女のねむり』系列のあいのこみたいな猫尽くしの長編ミステリーだけど、う、うーん、これはちょっと……。いくら伏線が張ってあるとは言ってもその真相はどうなんですか。話自体も猫尽くしの趣向と、陶芸の話とが上手く噛み合ってない感じ。それを象徴するのが理子と笛子という謎めいた魔性の女2人が互いにインパクトを殺し合ってしまってるところで、あらゆる意味でどっちつかずの印象が残る。泡坂長編にもそら失敗作はあるやね、というところですかね。
2015/03/30
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