殺人事件殺人事件 (双葉文庫 つ 1-6)
殺人事件殺人事件 (双葉文庫 つ 1-6) / 感想・レビュー
churu
牧薩次が講師になったミステリー教室の生徒7人。そのうちの一人が自分の書いた習作通りに殺される話。ラノベ調の軽い文体にドタバタ的な展開という辻真先のお家芸だけど、案外その持ち味が伏線を読み飛ばさせるトリックなのかも。作中作の習作もわざと下手くそに書いてあって、紫式部が『源氏物語』で作中人物に詠ませた和歌かよ!とツッコミたくなるくらい。驚天動地の結末とは無縁だけど、単なるラノベミステリーに見せかけて、毎度ちゃんと本格してる所がさすがだなと。ちなみに動機や謎はともかく犯人だけは割とすぐ見当がつくんじゃないかな。
2024/10/28
二分五厘
1996.12.28
しゅう
辻真先らしい話だが、少し古いかな?C
2013/10/10
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