B・D・T掟の街 (双葉文庫 お 2-7)
B・D・T掟の街 (双葉文庫 お 2-7) / 感想・レビュー
ドナルド@灯れ松明の火
近未来の東京、外国人に占拠された東東京、日本人の固まる西東京。あらゆる歓楽があり、犯罪の巣窟の中に住む人たちの子供はホープレスチャイルドと呼ばれ、町の名はBDT(BoiledDownとDownTownの合成)と呼ばれる。このBDTで私立探偵をしているケンもまたホープレスチャイルドだが、ある女性歌手の失踪から捜査依頼されるがとんでもないトラブルに巻き込まれていく。ハードボイルドだが近未来の東京の荒れ方の描写など目新しい。しかもこれが10年前に書かれていることが唸らせる。
2014/07/01
がぁ
純粋にエンターティンメントとして楽しんだ。どこかYen Townを思わせる近未来小説だった。
2018/09/06
yasuko
ケン・ヨヨギシリーズ第1作目。近未来の東京が舞台の物語。荒廃した世界でたくましく生きている私立探偵ケンは、北斗のケンに通ずるものがあると感じた。
2019/02/01
あお
近未来の東京なのに、ちょっと古臭く感じます。歴史は繰り返す、という見方ならありかもしれない。大沢さんの作品にしてはやや読みにくかったです。次は鮫に戻るかな。
2014/04/15
Masayuki Nakanishi
(405ページ) それでも、十年、二十年、とたつうちに、考えを改める奴らがでてくる筈だ。俺がその頃までに生き延びているかどうか、そいつは神様だけが知っていることだ。もっとも、俺はリアリストだから、神様なんて信じちゃいないがな。
2011/08/07
感想・レビューをもっと見る