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ハードボイルド・エッグ (双葉文庫 お 23-1)

ハードボイルド・エッグ (双葉文庫 お 23-1)

ハードボイルド・エッグ (双葉文庫 お 23-1)

作家
荻原浩
出版社
双葉社
発売日
2002-10-01
ISBN
9784575508451
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ハードボイルド・エッグ (双葉文庫 お 23-1) / 感想・レビュー

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しんたろー

題名から想像つく通り、ハードボイルド・パロディが荻原節で綴られている…比喩を多用したハードボイルド口調で前半はテンポが悪いのは初期作品ゆえか?しかし、綾ばあちゃんが活躍し出してからは事件が動き出すのも相まって俄然面白くなった。(「フィリップ・マーロウ」⇒「へりくつマー坊」には爆笑!)主人公の最上の思考や行動も、若い頃にチャンドラーの薫陶を受けた私には懐かしいような恥ずかしいような気持ちで嬉しかった。サスペンスとしてはソコソコだが、可笑しくて切ない名脇役を産み出した才能が現在の活躍に通じていると思えた。

2018/09/18

ehirano1

主人公はハードボイルドのつもりですがまだまだソフトボイルド。本人もそれは分かっているようです。受注の仕事は行方不明の動物捜しばかりですが、背に腹はかえられないのか直向きにこなす姿が微笑ましいです。そして仕事のモチベーションを支えるのがF.マーロウの言説。こういう何かしらの“拠り所”を持っている人っていうのは常に前向きなので少々のことではへこたれないし立ち直りも早いですよね。さて、当方の“拠り所”は何だろうかと改めて自問しています。

2017/09/17

美登利

面白かったよ!荻原浩さんの初期の作品。ユーモア溢れる探偵小説です。ハードボイルド海外作品は読んだことないけれど、若かりし頃を思い出します。かなりマヌケで空回りしてる主人公と美人秘書?の2人のコンビが板に付いてくるに連れて楽しくなりました。ストーリーはドラマや映画にもなりそうで現実ばなれしていないところがまた良いと思います。派手な演出はなくとも悲しい怒り、やり場のない憤りなどは現実にたくさんあるものだから。続編があるらしい!読もう。

2017/07/25

takaC

教本的だけどそこが良い。好い。

2014/08/07

納間田 圭

探偵…それが彼の正確な職業の名前。でも全くハードボイルドなんかじゃない。今日も今日とて…行方不明の飼い猫やイグアナ探し。よれよれ黒スーツ黒ハットに黒サングラス。そして…くわえタバコ。行きつけのバーで飲むレモン汁を一滴垂らしたバーボンのソーダ割り。それが彼の”いつもの”お気に入りの一杯🍸。昆布と蟹が…大の苦手。極度の閉所恐怖症と暗所恐怖症。つまり…ドジな探偵の男の話し。そんな彼が営む汚い事務所に…片桐彩という名前の〇〇歳の女性秘書が採用になった。ダイナマイトボディで会計士資格を持つはずの彼女。なかなかのもん

2024/07/07

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