KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

十八の夏 (双葉文庫 み 14-1)

十八の夏 (双葉文庫 み 14-1)

十八の夏 (双葉文庫 み 14-1)

作家
光原百合
出版社
双葉社
発売日
2004-06-08
ISBN
9784575509472
amazonで購入する

十八の夏 (双葉文庫 み 14-1) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ダイ@2019.11.2~一時休止

花が出てくる短編集。表題作は受賞作のようですが、ささやかな軌跡が一番良かった。

2017/09/03

七色一味

読破。背表紙のあらすじに「ミステリー」(しかも連作)ってあったので、事件はいつ起きるのかと、ハラハラしながら読んでましたけどね…。これ、ミステリーってカテゴリに強引に入れちゃうと、ミステリーが嫌いな人には読んでもらえなくなっちゃいませんかねぇ? 確かにミステリー要素もありますが、そんなことは横においておいて、普通に文芸作品として読んでください。どこが連作? 共通の誰かが出てくるわけでもなく、共通の町が舞台でもない連作短篇集。しっとり、染みこむような作品です。キーワードは「花」

2013/06/17

はる

趣の異なる四つの短編集。妻を亡くし、小さな子を抱えた書店員の男性と、別の本屋さんで働く女性との暖かい恋を描いた「ささやかな奇蹟」がとても良かったです。繊細な心の動きが丁寧に描かれていて、ほっこりとした読後感。この作品だけでもこの本を読んだ甲斐がありました。そのほかの作品もそれぞれ違った魅力があり、この作家さんの幅の広さを感じました。

2015/12/29

じょんじょん

初読みの作家さんの4篇の短篇集。結論からいって面白かったです。表題作は青春小説プラスミステリ。ラストの「イノセント・デイズ」は重めのミステリでストーリー展開には惹きこまれるものがありました。テレビドラマに向きそう。2篇目の「ささやかな奇跡」はほっこりして気持ちが癒される作品で、ハートフルストーリー好きの自分としては一番好み かもしれません。作風的には4篇にちょっと統一感のない印象もありましたが、読メのほかの方のレビューを読んで「花をモチーフとした連作ミステリ」だったのですね。気づくの遅いです(#^^#)

2021/09/03

アイゼナハ@灯れ松明の火

『銀の犬』はケルトをイメージした素敵なファンタジーでしたが、こちらは現代日本を舞台にした、花にまつわる短篇4作。温かな優しさが嬉しくて、すぐに涙が零れそうになるのは、決してトシのせいではなく、作者の技量であると信じたい。男兄弟の兄の身としては『兄貴の純情』の弟くんの気持ちがとっても有難く思えたりして・・・いや、無論あんなダメ兄貴だった訳ではありませんよ。なぁ、弟よ。

2010/07/31

感想・レビューをもっと見る