幻夢 (双葉文庫 さ 19-24)
幻夢 (双葉文庫 さ 19-24) / 感想・レビュー
鬼山とんぼ
佐伯・北方・逢坂はほぼ全冊読破中。7年ほど前改題前の聖母の月を読んでおり、20作ほどある佐伯氏の現代物としてはかなり高い評価を下していたが、今読み直すと無理筋の主人公設定と強引な展開など粗さが目立ち、自分の感じ方もずいぶん変化するものだなと感慨を持つ。映画のシナリオとか単純にエンタメとして読み流すならそこそこ面白いのだが、若い女性には珍しい強烈な自我意識と、目的にために手段を択ばなくなった背景が十分描かれていないところが致命的弱点かな。けれどそれを言い出したらその後の時代小説の方がずっと荒唐無稽だけれど。
2021/03/27
サクソン
息抜きには丁度良い内容だった。最近のテレビドラマを見るよりは有意義な時間を過ごせた気がした。
2022/08/03
トールマン
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2020/04/12
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