恋刃 (双葉文庫―R/EVOLUTION (ご-04-05)) (双葉文庫 ご 4-5 R/EVOLUTION 4th Mission)
恋刃 (双葉文庫―R/EVOLUTION (ご-04-05)) (双葉文庫 ご 4-5 R/EVOLUTION 4th Mission)
- 作家
- 出版社
- 双葉社
- 発売日
- 2008-05-15
- ISBN
- 9784575511994
恋刃 (双葉文庫―R/EVOLUTION (ご-04-05)) (双葉文庫 ご 4-5 R/EVOLUTION 4th Mission) / 感想・レビュー
Rin
読み終わった後、毒々しいくらいの真っ赤な薔薇が頭の中に浮かびました。「恋」という言葉が良くも悪くも相応しい内容。 恋に落ちて、今までの生活や築いてきた人間関係、全てを捨ててもいい…そうして破滅すると分かっていても、その道を選択する人たちが痛々しい。その気持ちの移り変わりがリアルに描かれている。騙される側にも、相手の恋心を利用する側にも救いを見つけたくなる。それぞれの思惑も様々で…続きが気になります。 引用されていたアル・カポネの「愛は運び屋を詩人もしくは狂人にする」はとても的を得ているように感じました。
2014/07/12
藤月はな(灯れ松明の火)
再読です。恋は自らの破滅を導くことを理解しながらもそれに静かに堕ちて行く激しさにゾッとするような美しさや一種の清々しさを感じてしまい、息を呑まずにはいられませんでした。初読時と比べてあの人物のことが比較的、客観視できるようになりました(笑)あの人物が全てを見通した上で行動していたか・・・・、恐ろしい人っ!!はとそして彫翔は亮二に自分の彫り物を芸術と評されて本当によかったです。
2010/09/30
Alice@JazzCafé
革命小説シリーズ第4弾。今までの様々な話がようやく一つに繋がってきた感じで、加速度的に面白くなってきた。しかし事件そのものよりも、人間同士の繋がりや相手を思う気持ちがせつなくて、“二人”の関係性を色々妄想してしまうところが、五條氏の小説の一番好きなところかな。
2010/08/16
Alice@JazzCafé
サーシャが亮司に壁ドン‼ 「目が合ってしまったらお終いだ」と、サーシャから視線をそらす亮司。亮司の息苦しさ、ドキドキ感・・・この辺の心理描写がたまらないです。あえてすべてを語らずに、読者が妄想せざるを得ない状況にもっていく五條先生のテクニックがうまい!
2015/08/21
うさみん
紫風、心洞と影が薄かった亮司が初っぱなから登場で始まる恋刃。亮司がいるとやはり登場確率が上がるサーシャ様(笑)亮司、サーシャ好きな私得な一冊。そして、まさかのお岩の登場にテンション上がるー!今回一番印象に残っているのがお岩が亮司を語るシーン。亮司が描いた絵を大事にしてるお岩が好きだ。前作の好きなキャラが登場するとやっぱりテンションが上がるなぁ。あと短編も良かったー。亮司は彫翔のミューズなのね。
2012/06/28
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