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エバーグリーン (双葉文庫 と 16-1)

エバーグリーン (双葉文庫 と 16-1)

エバーグリーン (双葉文庫 と 16-1)

作家
豊島ミホ
出版社
双葉社
発売日
2009-03-12
ISBN
9784575512663
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エバーグリーン (双葉文庫 と 16-1) / 感想・レビュー

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ぶんこ

奥手な女の子と、一見チャラいようでいて真面目な男の子の青春。 いつもは主人公のどちらかにだけ共感する事が多いのですが、今回はアヤちゃんもシン君も、宇宙人か?人種が違うと思わず、私の友達といってもおかしくない二人でした。 10年後の約束を、夢叶わなかったシン君が逃げずに向き合ったのに拍手したいです。 アヤちゃんが、そんなシン君に「シン君は凄い」と言ってくれた事も嬉しかったです。 ホノボノとした青春小説でした。

2015/10/02

巨峰

可愛いイラストの表紙に比べると、中身は結構ビター。それが意外ではあった。でも、豊島さんの持ち味なんだよなあ。漫画が好きな中学三年生の女の子がギターの旨い片思いの男の子と10年後に待ち合わせの約束をする。それまでにお互いの夢を叶えて再会しようと。果たして2人の夢は叶うのか、そして約束は果たされるのか。ドラマや映画にはぴったりだけど、中三と25歳で同じ俳優では無理っぽいからそこらへんがネックですよねー。成人の女の子は井上真央・男の子は高良健吾あたりで。(←今日の大河と被ってる・・・)

2015/09/06

dr2006

学祭直前になってバンドが解散してしまい、出演を諦めるシンに、彼の歌の上手さを知るアヤコがソロで歌うことを薦める。それをきっかけに思いを通わせるようになった二人は、卒業式の帰り道、アヤコは漫画家に、シンはミュージシャンになって、十年後にこの同じ場所で会おうと約束する。その後の二人の十年間が交互に語られていくプロットに強く引き込まれた。約束は風化しないが、変化しない環境や心境はない。遠い昔に置いてきた自分の若気の至りと無防備な約束を思い出して、なんだか切なくなった。豊島さんの描くアオハルがやっぱり好きだ。

2020/12/27

はる

これは好みだなあ。表紙も谷川史子さんだし。少女漫画のような展開だけれど、大人になれば夢ばっかり語っていられない。このあたり、豊島さんの文章は何気なく上手い。視線が鋭いというか、するりと心に伝わる感じ。ほのぼのとした恋愛シーンが凄くいい。

2014/12/11

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

図書館**青春小説**漫画家を目指すアヤコ。ミュージシャンを志すシン。二人は約束を胸に別々の高校に進む"10年後にまた会おう!"と…。そして10年。再会の日が近づく。淡く切ない、残酷だけど美しい日々を描いた青春小説ついに登場!(紹介文・他より)――なんて綺麗で素敵な思い出だろうか!そんな瑞々しい感動と共に本を閉じました!夢を叶えられた者、叶わなかった者、それぞれの胸中に様々な想いはあるでしょう。でも、その努力と情熱は、絶対本人を裏切らない、そう彼らに伝えたい!ロマンチックな感動を頂ける傑作青春小説!良書!

2013/07/05

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