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嗤う男 (双葉文庫 ふ 17-2)

嗤う男 (双葉文庫 ふ 17-2)

嗤う男 (双葉文庫 ふ 17-2)

作家
福澤徹三
出版社
双葉社
発売日
2009-07-16
ISBN
9784575512915
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嗤う男 (双葉文庫 ふ 17-2) / 感想・レビュー

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Yu。

‥社会の暗部を鋭く突く達人ですね。。お気に入りは、激務の背景に呪いアリ‥ 有りそうで無かった発想に魅せられる「憑かれたひとびと」。現実から目を逸らし、ただ逃げ回るだけでは何の解決にもならないという典型的な転落劇が描かれる「狂男」「嗤う男」の二編。。著者ってどんだけ辛い経験をしてきたんだろ‥ 柔軟さに文才も備わってたからここまで生きてこれたのかな(๑¯ω¯๑)スゴイ ヒトダ‥

2019/06/22

koguma

さすが福澤さん、中年男の悲哀を描かせたら右に出る者はいない。なんかもう、話にリアリティがありすぎてやばい。現実の怖さと霊的な怖さが絶妙にミックスされた風な話が多かった。中でも一番怖かったのが、「憑かれたひと」で、主人公が陥る最後に背筋が凍りそうになった。こういうリアリティのある話を、今度は中年女性を主人公にして書いてほしいなあ...

2017/01/15

飛田影太

前々から少しずつ読み進めてきたホラー短編集。しかし、著者の描く世界観に超然とした怪奇は出てこない。この作品で何より怖いのは、 残酷なまでに非情な世界と、それに疲弊し歪みを増していく人間だ。 原因は一人一人違うし、自業自得だと思う人間もいた。けれど、現実の歯車に絡め取られた人々の姿はあまりに無惨だった。 この作品を読んでいると、過度すぎるとはいえ、現実の酷さが目に映って見える。自分はまだ学生だが、何事も頭で考えて行動したいと思う。

2015/03/04

水月

『しにんあそび』同様、世にも奇妙な物語的なホラー短編集。より一層、悲惨さが増した感じがある。霊とかよりも現実に上手く適応できず悲惨な道を歩んでいく人たちの様子が本当に怖い。後半3作品は特にそれが顕著で、しだいに狂気を帯びていく様子が現実的に表現されていて非常に生々しい。百貨店の話は、ブラック企業っぷりを存分に発揮し読んでいて生きた心地がしない。こういうのは経験してないと書けないんじゃないかと思ったら、解説で筆者は多種の業種を経験した人とのこと。筆者の書いた就職・転職指南書があるとのことで、興味が沸いた☆4

2016/05/24

黑猫

2019年10月15日読了

2019/10/15

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