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夏を拾いに (双葉文庫) (双葉文庫 も 12-3)

夏を拾いに (双葉文庫) (双葉文庫 も 12-3)

夏を拾いに (双葉文庫) (双葉文庫 も 12-3)

作家
森浩美
出版社
双葉社
発売日
2010-05-13
ISBN
9784575513516
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夏を拾いに (双葉文庫) (双葉文庫 も 12-3) / 感想・レビュー

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相田うえお

★★★★☆17062 面白かった!少年の心っていうのは、きっと女の方には理解出来ないかもしれませんね。いたずら大好きで毎日阿保な事をやらかしては先生や親に怒られてゲンコツもらってるんですよ。でもやっぱりやめられない。なにか面白い事ないかなぁ〜?しか頭にないですから。最近は子供達を叱ってくれる近所の頑固オヤジも見かけないし、先生も難しい立ち位置。。屋外の遊び場も少なくなってるでしょ?これじゃ家の中でのバーチャルなひとり遊びになりますよ。人との関わり合いのさじ加減の経験が浅いまま社会にでてしまうんでしょうね。

2017/07/03

おしゃべりメガネ

タイトルどおり、夏の時期に読むのにピッタリな作品でした。まず何よりもタイトルの響きがいいですよね。大なり小なり、人それぞれに思い出のある'夏'をおぼろげながらも振り返るステキな作品です。時代が昭和46年と残念ながら、私もまだ生まれてないトキの話ですが、旧き良き日本の夏をこれ以上ないくらい、美しく読みやすい文章で綴っています。主人公「ブンちゃん」率いる四人の少年達による素晴らしいひと夏の思い出とともに、何か大切なモノを記憶の中で'拾い'にいくコトができる懐かしい一冊です。また時を経て再読するだろうなぁ。

2019/08/06

chiru

小学5年生の冒険を描く、昭和男子のスタンドバイミー。塾とゲームの夏休みをすごす息子に、父親が一夏の冒険を語る回想で進む物語。男子4人で探索する“不発弾”。仲間とふざけるシーンとともに漂う不穏な空気に、一気に惹きこまれます。友達といる時間でしか生み出されない感性を知ることの大切さが、この作品の一つのメッセージだと思う。冒険譚を聞き終えた息子は「爆弾があった場所に行きたい」という。父親の「いいよ、男同士で」に胸が熱くなる。忘れられない印象の残る、何度も読み返したくなる傑作。 ★5

2019/08/28

紫 綺

単行本にて読了。昭和半ばすぎ夏休み、小学五年生の仲良しが不発弾探しの冒険を根幹に、繰り広げるエピソードの数々。五、六十代には堪らない懐かしさの宝庫本。

2014/12/14

ままこ

とあることがきっかけで不発弾を探すことになったのだが…。スタンド・バイ・ミーがBGMにぴったりの4人の少年達のひと夏の冒険。時代背景が懐かしい。ままならないことは子供の頃も大人になってもあるけれど打開策はどこかにある。父親と息子、現代へと続く過去の自分からの応援歌。タイトルも良いな。

2020/08/10

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