純棘《Thorn》 R/EVOLUTION 6th Mission (双葉文庫)
純棘《Thorn》 R/EVOLUTION 6th Mission (双葉文庫) / 感想・レビュー
扉のこちら側
2014年1099冊め。単行本で初読、文庫で再読。文庫書き下ろしは亮司とサーシャとソ連製オルゴール。なんだかんだ言ってもサーシャ出現率は亮司宅が断トツでしょう。
2014/11/29
Rin
物語が動き出した。というイメージ。今までは多国籍の人々がメインという感じだったけど、それに反発する日本人たちが活動しだす。また新種ドラッグ・ファービーの毒の部分も見えた気がする。日本で生まれ育った多国籍(混血)と日本人(純血)それぞれの主張は現実味があって、革命へと続くのかな感じさせる後半でした。行き過ぎた信念は狂気に近いと思い知らされます。双方の戦いが哀しくて、どちらも納得できる結末を探したくなります。
2014/07/26
LIAN
いま一番続きが気になっているシリーズ。昨日書店で文庫新刊を発見し、小躍りしそうになった(><;) さてさて。本作は、比較的まったりした内容。しかし、嵐の前の静けさのように、今にも崩れそうな静寂感。サーシャの暗躍する様も、涼やかな印象を与える。素地は整ったのか。早くも続きが気になる(>_<)
2010/10/16
RIN
革命シリーズ6作目。役者は出揃い、今まで俯瞰していたすみれも狂乱の渦に巻き込まれる。謎多きサーシャの過去が掘り起こされ、崩壊した祖国への未練が彼を人に戻す。保守派とリベラル派の均衡を崩し、燻る火種を見ないフリで目を背ける日本の生温さに革命の爆弾を仕掛ける男達。その遣り口に狂気の桜を思い出し、中庸の難しさを知る。正直サーシャにも和田にも大きなお世話だとしか思えないが、外国人労働者に頼らざるを得ないこの国の現状を考えさせられる話でもあった。いつかサーシャは亮司を手離せなくなる。私が神なら、人に恋など赦さない。
2021/09/30
Q*きゅうのすけ
増え続ける不法滞在外国人 彼らを救おうと立ち上がる人権保護団体 それを擁護することによって出世を目論む若手議員松任 日本の将来を悲観し純血(日本人)を護ろうとする武道家田沼 この2つの思想のぶつかり合いがサーシャのいう『革命』なのか? 今回はサーシャの出現率が高しwwサーシャの過去が少し分かることが出来ます そして鳩がまた登場 自分はヤクザな生き方しか出来ないと言いながらも 寂しいのよね鳩… 私は鳩が好きだなー 革命シリーズも折り返し地点入ってまいりました
2015/01/30
感想・レビューをもっと見る