越境捜査(下) (双葉文庫)
越境捜査(下) (双葉文庫) / 感想・レビュー
はつばあば
面白い!。上巻では人物の見極めがややこしくて難儀したけれど、「ルビコン川を渡った(賽は投げられたの意)」菅沼と宮野。警察官の不祥事ばっかりの本ではムカつくが、韮沢の命をうけた菅沼に宮野はすり寄る。またその擦り寄り方が面白い。中年男の胃袋を仕留めたのだ。ヤクザの福富が警官より仁義を守るのも洒落だ。昨夜読み上げたのだが今朝から4時起き。熱き想いは…
2017/04/25
Tsuyoshi
警察組織(特に上層部)の強欲、腐敗、非情ぶりが如実に描かれる展開だけに主人公達である刑事達も決して善人ではないものの肩入れして読んでしまった。ラストは無理やり感が否めなかったものの爽快な終わり方でスッキリ。続編もあるようなので是非読んでみようと思う。
2018/06/18
GAKU
下巻に入りさらに面白くなってきた。警察官なのに登場する人物は、ほぼ悪い奴らばかり。主人公の鷺沼もどんどん窮地に陥っていく。それを助ける相棒の宮野とヤクザの福富がどんどん良い味を出してくる。ラストはなんとなく想像が出来たけれども、私としては胸がすく思いでした。これはシリーズ全作読んでしまいそう!
2016/10/14
papako
かなり真相に近づいたところで、12億に焦点を合わせていく主人公の鷺沼。命を狙われながらも真相にたどり着く。やくざの福富と不良刑事の宮野と組み、神奈川県警の裏金を奪取って!しかも、芝居をうって真犯人をあぶり出すって!なかなか痛快な警察ものでした。最後まで痛感でした。居残り刑事の井上、すっとぼけた上司の三好など、なかなか味のある脇役が多いので、続きも機会があれば読んでみよう。
2015/01/31
坂城 弥生
腐敗した政治家に警察官僚。良い大学でてもやることがこれじゃ人間として失格だなぁ。自分達の手足となった人さえも簡単に殺せる人の集団が政治家や官僚であるとは思いたくないけど、今の政治家を見ていれば政治家や官僚が必ずしも人間として出来た人ではないと考えさせられる。
2019/06/08
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