1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター (双葉文庫)
1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター (双葉文庫) / 感想・レビュー
おしゃべりメガネ
【『ロック』の日】幼馴染(腐れ縁?)の44歳女性2人を中心に、ひょんなコトからロックバンドを結成し、ディープ・パープルの永遠の名曲「スモーク・オン・ザ・ウォーター」を演奏することに。なかなかテンポもよく、キャラもわかりやすく設定されており、とても読みやすかったです。主人公の「美恵子」は幼いころから‘優等生’であり続け、そのコトがひそかに胸のつかえになっています。終盤の「美恵子」の超マジメな旦那さんが奥さんをフォローするシーンがとても印象的でした。クライマックスの演奏シーンはなかなかの臨場感で興奮しました。
2016/08/30
Shinji Hyodo
95年と言えばあまりに多くの困難が日本を襲った年だった。この年のクリスマスまでのオバさん達の初バンド結成から初ライブの成功⁉︎までを描く物語。当時44歳の美恵子と同級生のかおりはまるで異なる境遇を生きながらも付かず離れずの仲。そこに降って湧いた様なバンド結成の夢…何故か揃った4人の女達の目指すはロックファンお馴染みの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」by 深紫…てなわけで、人生には老若男女に関わらず共に夢を見て、追いかけて、その手に掴む為の家族や同士が必要なのです…と筆者が言ったかどうかは判らないです(^
2017/02/01
アポロ
バンド組むまでが長かった!青春に年齢は関係ないね!ステージでのシャウト、ロックだったな!
2018/07/05
よこたん
“間違うから、失敗するから人生は面白い。そこからやり直そうとするから、やり直すことができることもあるから、わたしたちは毎日を生きていける。” ジャッジャッジャー ジャッジャッジャーン ジャッジャッジャー ジャッジャッジャーンのフレーズが頭の中をグルグル回り続ける。何となく、なりゆきで結成してしまった女性(オバサンともいう)4人のバンド。それぞれ抱えている問題や、阪神間の震災やオウム事件というあの時代が醸しだすどこか不安な感じを、ぶっ飛ばす勢いにのまれた。上手いとか下手とかじゃない、やるかやらないかなんだ。
2020/03/20
Die-Go
図書館本。初五十嵐貴久作品。over40の女性達がひょんなことからバンドを始めて、ステージで完全燃焼するまでを描く。読みやすい文体で、所々ディープ・パープル好きならニヤリとさせられる内容。★★★☆☆
2015/11/30
感想・レビューをもっと見る