銀座ブルース (双葉文庫)
銀座ブルース (双葉文庫) / 感想・レビュー
とも
★★★☆終戦後から数年間にあった未解決事件を解明していく。GHQ占領下の時代とあって、偏った犯人にはなっているものの、あたかも本当に答えのように思えてきて、読み物として十分に楽しめる。が、この時代に生まれてなくてつくづく良かったと思う。
2016/06/15
Aiichiro Nakajima
下山事件と平行して読んでたので、ノンフィクだけど臨場感たっぷりでした✨本にえいきょーされて、ラッキーストライクに
2017/04/05
ひねもすのたり
本書は終戦直後の混乱期を舞台にした連作短篇。 当時発生し、その真実は今も謎とされている事件の捜査に関わる警察官を主人公に据えています。 著者が下山事件を扱ったフィクション『暗殺者の夏』と同じ手法で5つの事件が描かれます。 丹念な取材がなされていると思われるそれらは読みごたえがありますが、個人的には敗戦によりGHQに占領された東京とそこに暮らす疲弊しきった日本人の姿を描く筆に強く惹かれました。 必死に足掻く主人公のさまが泣けます。★4.5
2018/09/27
あいちょ。
小平事件、帝銀事件、下山事件etc...戦後アメリカ占領下の日本で起きた事件を追う刑事の話。 個人的に好きなジャンルの為、サックリ読了。 各事件のベースを知らない人でも、読み易いとは思う。
2011/09/07
tendo
あとがきにもあったが、柴田哲孝版「日本の黒い霧」。ルポライターでもある著者のリアリティのある一作。歴史小説であり、陰謀ものでもあり、刑事モノでもあり。良質なハードボイルドでもある。それが戦後の混沌とした雰囲気と相まっていて良かった。面白かったです。
2011/08/29
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