先生と僕 (双葉文庫)
先生と僕 (双葉文庫) / 感想・レビュー
takaC
大学一年生の伊藤二葉は年が明けてもまだ十八歳だった。かなり遅生まれなのね。酒飲むくせに。
2015/05/08
hiro
坂木さんの本8冊目。坂木作品いつもの日常の謎と主人公の成長譚の短編5編の連作短編集。できれば平穏無事に犯罪とは無縁の人生を送りたい田舎育ちの大学1年生伊藤二葉の‘僕’と、犯罪を見つけた以上、放っておけない東京育ちの中学1年生瀬川隼人の‘先生’という逆転コンビの設定がよくできていて、面白い作品だった。巻き込まれた事件を通して‘僕’が成長していくが、騙しの手口などは、読者も勉強になる。おまけの『特別便』でホリデーとホテルとの坂木作品のリンクも楽しめる。次の坂木作品は『大きな音が聞こえるか』を読もうと思う。
2013/09/29
ダイ@2019.11.2~一時休止
二葉と隼人の事件簿その1。短編集。日常の謎系って感じで中でも逃げ水のいるプールがよかった。
2014/10/13
寂しがり屋の狼さん
人が殺される小説は読めない怖がりな大学生と推理小説が好きな中学生の二人が、身のまわりにあるいろいろな『?』を解決していく。人が死なない、ほのぼのミステリー小説(笑)(◕ᴗ◕✿)物語のなかで古今東西のミステリ作品も紹介されてて面白いです。
2023/05/21
SJW
主人公は田舎から出てきたばかりの大学一年生で18才の二葉。都会に恐怖を感じる怖がりで、常に最悪のケースを考えている。公園にいた彼に声をかけたのは、中学1年生で13才の隼人。隼人の家庭教師をすることになったが、二人の周りの不思議な日常ミステリーを隼人が先生となり問題を解決していく。構成が引きこもり探偵シリーズに似ており、鳥井を思い出させてくれた。家庭教師の教え子に色々と教えられるのはなんとも滑稽でホッとする。
2019/08/02
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