治験 (双葉文庫)
治験 (双葉文庫) / 感想・レビュー
ダイ@2019.11.2~一時休止
タイトルから予想する内容と違いますなぁ。あと猫に人間の食事させるなんて・・・。
2017/03/29
ワレモコウ
ちょっと仙川環祭り。勤めていた会社も辞め、のんびりと暮らしていた宮野正志。ある日、声をかけられた怪しげな外国人の勧める、海外の健康食品の日本販売の窓口になる話を、疑いながらも引き受けた。順調に売れていくが、次第に不審死が続き、自ら調べることになる。読みやすく、一気に読んでしまった。特定の人種のみに死をもたらす健康食品…実際にありそうで怖い。内容はとても面白かったけど、この作家さんはいつも後半が駆け足になってしまうのが残念。でも読むんだけど。
2022/04/05
Ikutan
タイトルから想像していた内容とは異なりましたが、サクサク読めて面白かった。努力が苦手で失業中の宮野が、ハローワークの帰り道、謎の外国人に声をかけられ始めた楽で高給な仕事。そりゃぁ怪しいと思ったら案の定とんでもないことに。代謝の異なる人種では薬物の作用も異なる、という事実をこんな風に悪用されたら、恐ろしいね。確かに死が身近な癌患者さんだったら、異常にも気がつきにくい。仙川さんの着眼点や発想はすごいな。初めはダメ男の宮野でしたが、卑怯なことはしないという後半は好感度アップ。「まっ、いっか」は案外いい台詞かも。
2015/05/01
たぬ
☆4.5 仙川氏のミステリーはいつも面白い。特定の人種のみに死をもたらす遺伝子って恐ろしいな。(前にコロナ重症化のリスクが高いのはネアンデルタール人種だって報道がされていたことを思い出した) あっという間に読んじゃったのは主人公の30男・宮野の人生観や考え方が自分ととても似ているからというのもあると思う。「信念のないいい加減な人間は利用されやすい」。刺さったわ。
2021/02/10
ゆずぽん
年収1千万のおいしい仕事と思って始めた通販が・・・まぁまぁな感じで読了しましたが、展開が大きいわりにラストがいまいちだったかな~ なんか散らかっちゃった感じ。タイトル読みだったけれど(仙川さんだし)、思っていたのとちょっと違って残念でした。
2019/04/02
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