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家族の分け前 (双葉文庫)

家族の分け前 (双葉文庫)

家族の分け前 (双葉文庫)

作家
森浩美
出版社
双葉社
発売日
2012-06-14
ISBN
9784575515046
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家族の分け前 (双葉文庫) / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

感動ほっこり必須120%の森さん「家族」シリーズです。期待していた以上にしっかりとほっこりさせてもらい、うるるとさせてもらいました。全部で8編からなる短編集で、どの話にも普段はあまり見えない家族の絆がしっかりと描かれています。個人的にはココロを病んでしまった父親が仕事を休み、それを影ながら何もなかったかのようにしっかりと支える妻の姿勢、子供ながらに父を思いやる息子の姿に涙が止まりませんでした。何か歯車が狂い始め、上手くいかなくなっても、家族を信じ、向き合うことで「希望の灯り」は決して失われないかなと。

2017/01/07

紫 綺

単行本にて読了。「アジサイ」「せめて一矢」「神様のげんこつ 」が好み。「ママ、みーつけた」は切なすぎた。微かな希望の未来を感じる終わり方が、こころにおいしい余韻を残す一冊。

2015/05/16

あつひめ

わざとらしい人が居ない…とても心にしみる作品。この中に出てくる父親は私の知っている父とは違う。当たり前だ。父も母も家族によって違うのだから。親が子を思う気持ちは子の幸せを願うことばかりだろう。特に一人っ子だと自分達が世を去った後のことがとても心配になる。子や孫が辛い思いをしないかと。何もないうちから心配しても仕方のないことだとわかっていても心配してしまうのが親病なのかもしれない。私もその一人かな。「父の背中で見た花火」「ママ、みーつけた」は知人を思い起こさせた。私も親に心配ばかりかけて生きているのかもな。

2017/01/13

tengen

家族で 何かを分け合うということは 持ち分が減ることではなく 増やすということなのです☆ 結構バックに不景気が漂ってるなぁ…まさに現実。☆彡 アジサイ/父の背中で見た花火/せめて一矢/ママ、みーつけた/神様のげんこつ/それでも鳥は空を飛ぶ/蜜柑とこたつ/車輪の空気

2016/03/15

はつばあば

親子・・お互いが元気だと気にも留めないが、いざ何かあると親は子に、子は親に頼る。老いてなお二人で細々と健康で暮らしていければ最高の幸せ。若いうちはお互いのアラも気になるし、躾の出来ていない子をみれば叱りもしたが・・そんな気力も無くなった頼りない親を持つ娘達は、二人で巧くやっているだけが有難い。

2015/03/27

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