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夫のカノジョ (双葉文庫 か 36-4)

夫のカノジョ (双葉文庫 か 36-4)

夫のカノジョ (双葉文庫 か 36-4)

作家
垣谷美雨
出版社
双葉社
発売日
2013-10-01
ISBN
9784575516197
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夫のカノジョ (双葉文庫 か 36-4) / 感想・レビュー

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じいじ

とにかく面白いです。巧いです。垣谷さんの小説は、軽妙でテンポがいいのでスムーズに頭の中に納まります。さて今作、タイトルから夫の浮気がテーマだろうと…読み始めました。話の展開は、もう少しシリアスな泥仕合を予想(いや期待)していましたが、コミカルな仕上がりで、これはこれでよかったのでしょう。読み終えて思います。亭主たるもの、妻の「内助の功」を今一度見直して、感謝しないといけませんね。

2019/08/26

ふじさん

夫の浮気を疑った妻が、浮気相手に会いに行き、言い争いをしているうちに、二人の身体が入れ替わりというSF的な展開。平凡な日々を過ごして二人は、自分の家族や仕事上での人間関係を別な立場で見ることで、今まで気づかなことに見えてきた。妻の菱子と愛人の星見の二人の真逆のキャラクターがとにかく面白い。自分が変われば相手も変わるかもしれない。職場、学校、家庭で行き詰まっている人々に勇気を与えてくれるハートフルで少し心を優しくしてくれる1冊だ。SFまがいの設定だが、違和感なく読み進めることが出来る。

2022/05/27

金吾

○出来すぎの話かも知れませんが、面白かったです。立場が入れ違うことにより見方が変わることといい感じで化学反応が起きて互いが幸福になる話でした。しかし最初に会った時に誤解は解決されえたのではないかなと思いました。

2021/03/08

chimako

ハードカバーで読了。主人公が入れ替わる設定は古今東西たくさんある。大昔大ヒットした映画もついこの前大ヒットした映画も雷で入れ替わる小節も。そういうのは飽きたかも……と思い読み始めたがこれがなかなか面白い。夫の部下と入れ替わった妻。この品の無いギャルは夫の愛人?…… 夫と同じ会社で働き始め初めて知る夫の姿。夫の帰りが遅い本当の理由。入れ替わったギャルは怖いもの知らずの本領を発揮し、子どもたちにもPTAにも旋風を巻き起こす。「子どもにくれてやるには高級すぎるんじゃない かしら」この「かしら」が笑いのツボ。

2019/09/23

akiᵕ̈

垣谷さんの物語に出てくる主人公は、お茶目で憎めないキャラが多いけど、こちらの菱子さんもそうでした(笑)。真面目なオットが浮気⁉️から始まり、その浮気相手に真っ向からぶつかったら、謎のオババが現れ、呪文?によってまさかの入れ替わり!それにより、それぞれの家族と向き合う2人。知っているつもりでいた身近な家族の世界を知ることに。真逆の性格の2人だから、実際身内にバレずに過ごせるはずはないんだろうけど、ここは垣谷ワールド!クスっとしたり、ニヤニヤしたり、ホロリとなったり、楽しく爽やかな読後感を味わえました♩

2019/05/29

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