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警官の貌 (双葉文庫)

警官の貌 (双葉文庫)

警官の貌 (双葉文庫)

作家
今野敏
誉田哲也
福田和代
貫井徳郎
出版社
双葉社
発売日
2014-03-13
ISBN
9784575516586
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警官の貌 (双葉文庫) / 感想・レビュー

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drago @竜王戦観戦中。

豪華作家陣による警察小説アンソロジー。●今野『常習犯』:ベテラン刑事が空き巣常習犯の殺人容疑を晴らす。二人の奇妙な信頼関係が面白い。●誉田『三十九番』:留置所看守の秘密。誉田氏らしいブラックな話。●福田『シザーズ』:警視庁捜査官と通訳専門官の友情(ハサミの両刃)。福田作品は初読みだが面白かった。長編を読んでみたい。●貫井『見ざる、書かざる、言わざる』:死刑制度の是非? 目と舌と指を奪う鬼畜の犯罪が衝撃的。 ☆☆☆☆★

2014/09/20

りゅう☆

窃盗犯と刑事の信頼関係もありの今野敏さん『常習犯』、犯人は予想通りだったが動機に驚き、グロさを覗かせ、見事な叙述トリックに騙された誉田哲也さん『三十九番』、不法滞在摘発等の事件の内容に重さはなかったが警視庁保安課上月と通訳捜査官城の『シザーズ』コンビの今後もみたい福田和代さん、いきなりのグロさや吉川の姪のことに眉間に皺寄るも、賛否両論ある死刑制度について考えさせられる貫井徳郎さん『見ざる、書かざる、言わざる』。どの物語も登場人物が持つ背景や人格、関係が魅力的。短編だけでは勿体ない。シリーズ化してほしいな。

2017/10/24

おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

80/100点 なかなか豪華な執筆陣の4話を収録した警察小説アンソロジー。貫井さん目当てに手に取った一冊です。その貫井さんの作品は悲惨な被害者の状況からどんな展開になるかと期待したのですが、設定に違和感を感じてもうひとつ楽しめませんでした。一番面白かった作品は誉田さんの「三十九番」でした。ただ警察官がヤクザにある性癖がバレただけで強請られ、結果あのような犯罪を犯すものかと疑問に思ってしまいました。とはいえ後半に驚きがあって充分楽しめました。

2018/10/29

ケイ

全部読んだ事があった。単行本で刊行された『痛み』『誇り』を再編集したもの。2冊を合わせて題名を変えて文庫で出すのは、どうなんでしょうか。結果としては、いいバランスにはなっているし、題名に則していると思うのだけれど。誉田さんは短編でも手を抜かないのか…、この長さでじわじわと迫ってくる。残酷なシーンを遠慮なく描いても、凄惨さだけではない恐怖に読み手はつかまってしまう。福田さんの、中国語の通訳をしている警官と彼を不安げに見守る警官、そして中国人の少年の話がなかなか想像しえない展開で、二度目でも面白かった。

2014/11/03

takaC

ありゃ?どれもこれも読んだことあるぞ。と思ったら『誇り』『痛み』の再編集だった。

2018/02/21

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