疲れた社員たち (双葉文庫)
疲れた社員たち (双葉文庫) / 感想・レビュー
そうたそ
★★☆☆☆ タイトルにもある通り、会社員が登場する物語であるが、所々にSFチックな非日常が挟まれるというストーリーになっている。とはいっても、藤子・F・不二雄の作品で言う「SF」、すなわち「すこしふしぎ」であるSFがこの作品にも当てはまる気がする。別にこれといった展開もなく、もやっとした感じで終わっていく作品が多い気がしたが、構えて読む必要のないこんな作品もたまにはいいかもしれない。日常の中に存在する小さな非日常を描くというスタイルは奥さんに書き続けたSSのスタイルにも引き継がれたのかもしれない。
2014/07/10
ぜんこう
普通の会社員が遭遇するSFらしい体験の8編。 僕は会社員じゃないけど、こんな体験、ちと怖かったり不安やったりするけど経験してみたいのもある。 律令時代の位階を使ってる会社の話「従八位ニ叙ス」が意外と好き…社長が宇宙人だしw
2019/08/14
kiroro
随所にでてくるSFっぽさがいい!
2015/08/01
しんこい
眉村卓もサラリーマンものを書くのかと思ってかったら、それだけでは終わらずSFやファンタジー風味がまぶされていました。30年前に刊行されたようですが、携帯やPCになっても、仕事の仕方や人間関係は大きく変わってもいないのか。
2014/08/03
尾白
題名と後ろの紹介を読んで購入。会社内のため息が出そうな、疲れた人間関係の話かと思っていましたが、読み始めたら「SF?!」・・・そうですね、著者紹介も読むべきでした。結局どんな社員も疲れるってことだけは分かります(笑)『社屋の中』が切ないのと、『ペンルーム』が面白怖くて好きだ。
2014/06/27
感想・レビューをもっと見る