屍界 (双葉文庫)
屍界 (双葉文庫) / 感想・レビュー
扉のこちら側
単行本で初読、文庫で再読。2014年1094冊め。巻末書き下ろし短編はムトウと先代彫翔の話。
2014/11/28
Rin
哀しいくらい沢山の血が流れて、たくさんの物事や人物が繋がっていく。それぞれが野心や生き残るために足掻いて、欺いて裏切る。でも優しい人たちも確かに存在しているし、とてもささやかで切実な願いもあって、出来ることなら叶って欲しい。最後は身籠った二人の母親で終わったけれど彼女たちの言葉のように、殺し合う理由のない世界がくればいいと切実に思わされた。民族や国の違いを超え、妥協できない事もあるかもしれないけど、互いに譲れる所は譲り合って、受け入れる事ができれば素敵。どこか現実味のあるこの物語、結末が気になります。
2014/08/24
ひめ
このシリーズはいつも11月に文庫化されていたので、去年の11月から発売を待ってました。終盤に向けて、収束に向かっているのだろうか。いろんな人たちの、さまざまな思いがどうつながっていくのか。亮司が必死で守ったのに、櫂は戻れないところまでいってしまったんだなぁ。それでも、どこかで子孫が産み育てられていく。あと1冊。楽しみなようで、さみしい。
2014/08/14
minitank
文庫化されるのをずっと待ってた甲斐がありました。次の巻がラストということもあり、これまでの主要登場人物たちが忙しく立ち回って怒涛の展開に。今回は亮司の出番も多く大満足です。
2014/07/12
紅羽
革命小説シリーズ9冊目。全10作という事なので次回がいよいよ長年に渡る物語のフィナーレとなるのですが、もうどの人物にも死亡フラグが立っていて不安しかありません。サーシャの目に見える世界。すみれの行く末、櫂や亮司たちの事など、どういう決着になるのか文庫派の私はハラハラしながら待つしかないのです。最後の書き下ろし短編はどんな話になるのかな…。
2015/06/28
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