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秘密は日記に隠すもの (双葉文庫)

秘密は日記に隠すもの (双葉文庫)

秘密は日記に隠すもの (双葉文庫)

作家
永井するみ
出版社
双葉社
発売日
2014-12-11
ISBN
9784575517408
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秘密は日記に隠すもの (双葉文庫) / 感想・レビュー

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ミカママ

作家名とタイトルだけで、この夏の帰国時に本屋で手にした作品。字は大きいし、1ページあたりの次数は少ないし…で、あまり多くは期待していなかったのだけれど。とにかくスゴい。どの作品にも隠されているどんでん返し、家族に潜むオモテとウラ、そしてそれらがビミョーにリンクしている、とくれば!まさにわたしの大好物。あー、永井さんの未読作品、あと何冊あるんだろうか。つくづく早世が悔やまれる。

2018/12/30

優希

面白かったです。日記という主観で語られるので、人の怖さを感じさせるような気がしました。個人の告白の中にサラリと織り込まれた仕掛けに騙されます。秘密を日記に落とし込むことで様々な表情が見えるのに鳥肌が立ちました。

2016/02/18

りゅう☆

理想の父の秘密を見つけてショックだけど…。愛する人ができてやっと母の死から立ち直れそうだけど結婚できるかな?不倫愛からストーカー化して大丈夫なのか?妻が逝って1人暮らしが始まり趣味も見つけたものの…。まさに『秘密は日記に隠すもの』。自分の日記だからこそ書ける本音…なんだけど最後のどんでん返しにドカーンと驚かされる。またこの4人がどこかで繋がってる関係もいい。キモい、切ないけどあたたかい、ヤバい、こわっ。どの日記も面白かったです。永井するみさん初。これが最後の作品なんて残念。他の作品もぜひ読んでみたいです。

2022/03/22

Rin

[借本]油断できない、そのまま受け取っちゃいけない。最初の短編を読んでから日記に騙されちゃいけないと痛感。ありのままの日常やそのなかで感じた思いを綴るだけではない。日記にも色んな形がある。こうありたい、こうであって欲しい。そんな妄想のようなものも、日記のなかでは築くこともできる。日記を通してあっ!!っと驚かされる短編集。少しずつ短編ごとにリンクしてるのも楽しかった。色んなものを吐き出せる日記に自分の秘密を隠しちゃう。良いことも悪いことも。驚いたり、少しゾクッとしたり読みやすい。読友さんに感謝です。

2017/03/11

アッシュ姉

永井さん二冊目。意外な秘密が隠された四人の日記。これは面白かった。最初に読んだ『隣人』も面白かったけど、想定内の展開でもう一捻り欲しいと感じたが、本作は独自の世界を構築しており、設定の妙、巧みなプロット、予想外の結末でとても楽しめた。秘密は秘密のままでいい、人の日記は覗いてはいけない。連載中の作品をまとめた遺作で、連作短編としての繋がりはゆるやかなまま終わっており、続きを読むことができないのが残念。完結していたらさらなる仕掛けがあったのだろうか。四編とも面白かったが、「道化師」が頭ひとつ抜けてお気に入り。

2016/09/12

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