大空のドロテ(上) (双葉文庫)
大空のドロテ(上) (双葉文庫) / 感想・レビュー
鐵太郎
フランスの快男児、怪盗紳士ルパンが実在する世界での、ルブランの著作「綱渡りのドロテ」の続編となる作品。ちょっとややこしいパスティーシュと思えばいいのかな。第一次世界大戦直後の時代背景、政治情勢を踏まえ、あちこちつじつまの合わないルパン譚をうまくつなぎ合わせてそれを踏まえた、複葉機を使ったサーカスのスターであるドロテを主人公とした冒険物語。アクションシーンでちょっとおかしい描写があるのが残念ですが、なかなか面白い。ルブランのドロテ譚よりも一世代若い少女ドロテの正体は何か。これは、下巻が楽しみ。
2018/07/28
だにぃ
冒険活劇ってやつですか。読んでて「ふしぎの海のナディア」とか「ラピュタ」とかが浮かびました。こういう外人の名前で登場人物が多いのはちょっと辛い。期間を空けて下巻にトライします。
2015/12/10
t_hirosaki(t_hirosaki)
パラサイト・イヴでお馴染みのSF作家によるふしぎの海のナディアのノベライズ(大嘘)。まあ概ねそんな感じの血沸き肉躍る冒険活劇です。地に足付いた歴史ファンタジーかと思ってたらどう見ても超能力者な人とか出てくるのでまあそういうアレです。昔の宮崎アニメみたいな、いやそれ絶対死ぬ死ぬいや怖い怖い怖いっていうアレが安定した文章で楽しめますので喜ぶ人はたくさんいそう
2015/12/08
NBかえる同盟
設定は冒険小説の王道。謎の美少女に出会う少年。ラピュタやらナディアやらアップフェルラントやら…脳内で様々な作品・キャラがイメージを奪い合う。主人公のパートはスイスイ読めたが、描写が濃密すぎて他のパートは読み進めるのに時間がかかった。登場人物もやや混乱。まずは下巻へ。
2015/11/22
次へ
微に入り細を穿って映像を文字に起こしていくその執拗な執着。作者は小説ではなく映画を撮りたいのではないかと思う。スナップショットを脳内で再生するのに暇を喰ってストーリーがなかなか走り出さない。疣鼻の描写とか、気取った文学的表現かと思っていたらどうやらそのまま異能の存在らしい?よく分からないまま、ドロテとジャンを応援したくて下巻に進む。
2016/03/02
感想・レビューをもっと見る