大空のドロテ(下) (双葉文庫)
大空のドロテ(下) (双葉文庫) / 感想・レビュー
鐵太郎
後半は、ドロテという存在が希薄になりますね。お話の焦点は、ルパンのたくさんの顔の一つとされたフランスに愛国心を持つスペイン人ドン・ルイス・ペレンナが、実はルパンとは別人であったという驚くべき説でお話が進みます。作者瀬名さんはルパンものをきっちりと読み切って、矛盾とか設定のブレをなんとかおさめようとしたのだろうか。なかなか苦労してますな。フランス式中華思想までしっかり踏襲しているふうなのに笑った。結果として、まとまりのないお話の連続になってしまったようで残念。ルパンシリーズを本気で読み返してみようかな。
2018/08/04
山目
登場人物も多彩で、二人一役などあって、困惑ぎみですが面白い。スケール大きく、どこまで行くのかといった感じです。昔読んだルパンの話を忘れてるので、もう一度読み直すともっと楽しめるだろう。世界がキラキラしていた少年時代を思い出すようです。結末は少し?ですが、パワーで乗り切った感じです。作家同士の対談は本編の対比で哀愁が漂います。
2015/11/30
しゅう
長い。少なくとも「虎の牙」は読みなおしておくべきであった。飛行機のシーンはgood。B
2016/07/04
zero
原典(某Ⅲ世ではない)を知らないヒトには伝わらないのではないかと思った。もっと単純な少年少女の冒険活劇にして、ところどころ有名人が絡む構成のほうがよかったのではないか?
2016/05/12
銀丸083
大まかな話の流れは分かるが、何かスッキリしない。色々な結末が、尻切れトンボみたい。久しぶりのルパン物だったが、難しかった。
2015/12/31
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