セブン殺人事件 (双葉文庫)
セブン殺人事件 (双葉文庫) / 感想・レビュー
chiru
武蔵VS小次郎に例えられる、佐々木刑事と宮本刑事は自他ともに認めあうライバル。 2人の刑事それぞれの着眼点が、あとから、そういえばそうだ!って納得のいくものになっているのが秀逸。 事件だけを見るのではなく人を観察しなくては、本当の動機やトリックには気がつくことができないんだなって思った。 設定の古さはあるものの、2人の刑事の推理合戦による解決までのプロセスが楽しめる推理小説です。 ★3
2018/03/19
むっちゃん✿*:・゚
タイトル通り7つの殺人事件を描く短編集ってことで、仕事の合間に少しずつ読んでおりました♪読み初めてすぐに「これ、時代が古くないか?」と違和感をもって一番最後のページを見ると、刊行されたのは1980年(笑)私より年上でした(笑)宮本と佐々木の会話が一番の面白さというところでしょうか。うん。確かになかなかのライバルっぷり♪でも仲良し♪短編なので、感情移入とはいかなかったし、話によっては無理矢理感は否めないけどこれが36年前に書かれたものだと思うとおぉーと唸ってしまいます。なかなか楽しかった♪
2016/11/24
はな
今年最後の締めの本になりました!本屋さんでお勧めになっていたので読んでみました。古い感じもありますが、二人の刑事の掛け合いが楽しく私は好きでした。推理が思い込みだけで突拍子もなく進む時もありますが、それも良い味になっていました。
2016/12/31
ゆう
日本刀殺人事件、日曜日殺人事件など、7文字のタイトルの7つの事件の短編集。普段は仲のいい刑事の宮本と佐々木。事件になると二人はライバル、武蔵と小次郎のようにお互いに意識しあい意見を戦わせる。この二人のやりとりいいなぁ。元々は昭和に刊行された作品の復刊版。下手に凝ったトリックはなく、アンフェアなことも一切なく。シンプルでたまにはこんな推理小説もいいなと思わせてくれた、どこか懐かしさを漂わせる古き良き一冊だった。この感じ、好き。この二人はシリーズじゃないのかな?と思って調べたらノンシリーズっぽくて残念。
2016/07/25
rabbit
宮本と佐々木の2人の刑事が事件を解決していく短編集。40年近く前の作品だが、どれも予想外の結末となり面白かった。ただ、突然真相が語られ出したり、進み方にやや違和感を感じたところもあった。
2017/01/25
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