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闇のカルテット 新装版 (双葉文庫)

闇のカルテット 新装版 (双葉文庫)

闇のカルテット 新装版 (双葉文庫)

作家
小池真理子
出版社
双葉社
発売日
2016-10-13
ISBN
9784575519334
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闇のカルテット 新装版 (双葉文庫) / 感想・レビュー

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ミー太郎丸

初期の小池真理子作品の改装版で、題名のカルテットの如く登場人物の四人に着目していたが、最後まで結末の予想が出来なかった。ラストの衝撃に悲しくなった。

2016/12/19

coco夏ko10角

避暑地で男性を撥ねて死なせてしまった芽衣子は記憶喪失の若いホームレスを身代わりにし…。途中のあれこれはそんなにうまくいくのかとも思うけど(初出は80年代か…いけるかも)どうなっていくのかと面白く読んだ。タイトルのカルテットはその四人なのね。終盤の展開は予想しておらず驚き。

2018/04/15

ぐうぐう

かなりアクロバティックな設定に、少々戸惑いを覚える。裏面のあらすじにはこうある。「男を車で撥ねて死なせてしまった女。男が自分を証明する公的書類を一式持っていたことから、ふいにある企みを思いつく。「男の身代わりを立てればいい」と。彼女が目を付けたのは、記憶喪失の若いホームレスだった」偶然を超えた展開は乱暴だし、リアリティも損ねているように思えてしまう。けれど、読み進めていくと、あり得ない展開=関係性だからこそ、滲み出る感情を掬い取り、人間そのものを描こうとする小池真理子の意図が見えてくる。(つづく)

2018/11/16

リッツ

前半は小池さんのジャンルの中で私のあんまり好きな方じゃないかなぁと思ったけど引っ張られるように読んだ。ほんの少しずつの偶然が重なって起きた幾つもの不協和音、誰だって自分が裁かれるのは怖いがはじめに間違いを犯すと波紋はより大きくなる。悲しい結末ではあるが読後感は悪くなかった。主人公達よりも彼らに係わる主な人々の情にホロっときた。

2023/01/28

なっち

まだ読んでない小池さんの昔のミステリーがあったことがただただ嬉しい。一気読みさせてくれる筆力に感動すら覚えた。殺人事件にさえ気品がある小池さんの文章が好き。

2017/12/04

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