雨の日のきみに恋をして (双葉文庫)
雨の日のきみに恋をして (双葉文庫) / 感想・レビュー
dr2006
渉は海外赴任する叔母のマンションに、二匹の猫と一緒に住むことになった。ある雨の日、佇む二匹の視線の先、リビングの何も無い辺りから若い女性の声を聞く。彼女と会話ができる事を知られてしまった渉は、彼女(千波)が自殺に見せかけられ殺されたことが納得できず現れる幽霊であると打ち明けられる。最初は声だけだった存在が、膝下、下半身、肩から下という風に、真相が明らかになる毎に徐々に視えてくる。真相究明に奔走する渉が完全な姿を見たいと、千波に惹かれていくのが切なかった。雨の日に読みたいラブストーリー。けど、寒くなるかもw
2021/07/20
coco夏ko10角
叔母のマンションに住むことになったぼくは、その部屋にいた雨が降っているときにしか現れない幽霊から自分を殺した人を捜して欲しいと頼まれ…。関係者に話を聞きに行ったり色々探ったりと思ってたよりミステリー色強かった。ヒロインの魅力があまりわからなかったのと、主人公がいつの間にか恋をしてた印象で、そのあたりもう少し丁寧だったらなぁ・と。
2017/09/01
こみゅあ
ミステリーとしては楽しめたのですが、ヒロインに好感がもてず、淡々とした読書になりました。でもラストシーンは良かった! とても綺麗で切ないです。このエンディングを味わえたので、最後まで読んでよかった。
2021/04/13
NAOAMI
叔母の海外出張の後をうけ住まったマンションに雨の日にだけ現われる幽霊がいたという設定。自殺とされていたその部屋での彼女の死。本人が異を唱えて、渉は、誰かに殺されたのだと言う彼女の証言を唯一の手がかりに真犯人を追う。真実に近づくたび、ステージをクリアするごとに、幽霊である女性の姿が下半身から見えてくる。幽霊を結構簡単に受け入れた渉もさることながら、徐々に姿を現す彼女に対し「女」を意識する彼には、んな阿呆な!と思いつつ、同調してしまう自分もいる。全身、顔まで見えた時=真実判明時からの切なさ・もどかしさがイイ。
2017/02/08
chi.
雨の日にだけ部屋に現れる女性の幽霊。謎に包まれた彼女の死について調べていくうちに、彼女に恋をしていく主人公の渉。ミステリ要素強めかな?ラストはちょっぴり切ないけれど、泣けるほどではなかった。
2016/11/02
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