松本清張ジャンル別作品集(5) 犯罪小説 (双葉文庫)
松本清張ジャンル別作品集(5) 犯罪小説 (双葉文庫) / 感想・レビュー
藤月はな(灯れ松明の火)
半分は既読。松本清張氏の作品を読むと印象に残るのが、利己的で冷酷な男の描写だ。特に頭が切れ、最後まで上手く、立ち回れる男は「こんな男、いるかも…」と思わせる生々しさがあるのだ。そんな松本清張調が堪能できるのが「理由」だ。義憤による復讐を逆手に取る悪党に戦慄。「偽狂人の犯罪」は佯狂によって成り立つ完全犯罪を如何に取り崩して行くかがポイントになっているのが面白い。でもオチに苦笑してしまう。法曹界の人でも人間なんだね〜(笑)
2019/11/30
涼
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/01/post-04c03f.html さすが松本清張。短編小説にこそ、その真髄が発揮されています。
2024/01/28
おいしゃん
犯罪者側の視点で進行する短編6編。こんな上手く行くはずない、と言いたくなる部分も多いが、どれも古さを感じず面白く読める。
2018/07/21
のぼる
書かれてから何十年も経っているが、犯罪に至る人間の心理というのは大きく変わることもなく、今でも十分に楽しめる。 他の作品も読み進めたい。
2024/07/30
グラスホッパー
何回読んでもおもしろい。
2024/11/04
感想・レビューをもっと見る