終の日までの (双葉文庫)
終の日までの (双葉文庫) / 感想・レビュー
★グラスハート★
2.0 「人生の閉じ方」をテーマに書かれた家族短編集8編。 変わらず、身近な家族の話が描かれており、イメージしやすい作品でした。 その中の「おばあちゃんのSuica」を読んでいると亡くなった祖母の事を思い出してしまった。 「死」だけが書かれているわけじゃなく、再スタート的な意味の含まれている作品。 安定の内容でした。
2018/02/24
ワニニ
人生の閉じ方。そんな言葉も現実味を持つこの頃です。人それぞれ、希むように終われたのか、遺された者達は、どう思うのか… 涙ぐみながら、しみじみしながら、ほっとしながら、くすっともしながら、思い巡らせる、ちょっとイイ話的な短編集でした。しかし、森浩美さん、女性だと思っていました! 男性がこの物語をと考えたら、また違った印象です。
2018/02/04
James Hayashi
シルバーエイジの人たちを中心とした短編集。もしくは老後を考えさてくれる作品。 なかなか秀作揃い。どんなに華やかな人生であろうと、どんなにリッチになろうと、誰にでも訪れる老後。考えさせられるしホッコリもさせてもらった。
2019/08/12
さよちゃん
人生の終わりをテーマとした短編集。 ずっと本棚で積読状態だったもの。とてもいい作品だと思うけど、身内を見送って数年‥もう大丈夫かと思ってたけれど、まだ読むのがしんどかった。けれど、どの話も良かった。
2023/03/02
masayuki
人はいつかは死を迎える。それは避けることのできない摂理だ。だけどどう迎えるかは人さまざまだ。できるものなら心穏やかに迎えたいものだ。この短編集には、さまざまな人生の終焉が描かれている。人生の終焉を描いて暗くなく、むしろ光を暗示する展開は、この作家の真骨頂だ。最後の物語「三塁コーチャーは腕をまわせ」がよかった。上司と部下はこうありたいと思った。
2017/02/27
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