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ぱらっぱフーガ (双葉文庫)

ぱらっぱフーガ (双葉文庫)

ぱらっぱフーガ (双葉文庫)

作家
竹内真
出版社
双葉社
発売日
2018-01-10
ISBN
9784575520729
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ぱらっぱフーガ (双葉文庫) / 感想・レビュー

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よっち

中学の吹奏楽部でアルトサックスを吹く恋人同士だった有人と風香。名門・旺華高校を揃って受験も有人がまさかの不合格、吹奏楽部がない羽修館学園に進学する羽目に陥る青春小説。名門の洗礼を入学早々に浴びながらもメキメキと力をつけていく風香と、ゼロから吹奏楽同好会を立ち上げるべく奮闘する有人。何が大切なことなのか、環境の違いから立ち位置も向き合い方も変わってゆくそれぞれの奮闘とやりとりには、時折葛藤や意識のズレも生まれましたけど、それでもきちんと相手に向き合い、乗り越えてゆく二人の姿にはぐっと来るものがありました。

2018/02/13

小梅さん。

学生時代に音楽のサークルに入っていたので、有人や風香の気持ち、とてもよくわかった。 演奏に対するすれ違いもあったけど、2人とも、それぞれに素敵な仲間がいる。特に透田がナイスすぎる。 マラソンも、有人の頑張りが道を開いた。 野球の応援は、本当にわくわくした。それだけに、大人の勝手な言い分に腹が立ち、思わぬ救世主にガッツポーズ。 終盤のみんなの演奏は、本当に夢中でひきこまれていた。 いい作品に出会えた。

2018/05/03

chi.

吹奏楽の名門・旺華高校に入学した風香と、吹奏楽部がない高校・羽修館に入学することになった有人。共にアルトサックス吹きで恋人同士な二人が、それぞれのやり方で吹奏楽に向き合っていくお話。吹部ならではのあるあるネタも挟まれていて、経験者は思わずにやりとしてしまうのでは。(ガチ勢・エンジョイ勢の対立とか) 角谷先生の「君のアルトサックスは息を音に変えるけど、耳を通して心を変えていくのが音楽だ」という言葉が好き。また楽器を吹きたくなりました。

2018/02/01

Kato Hiromi

2015年に発表された単行本の文庫化。解説は吹奏楽作家、オザワ部長。 高校生の吹奏楽活動が主なテーマ。中学で一緒にサックスを吹いてた2人が高校で離ればなれになり、片や吹奏楽名門校、片や吹奏楽同好会発足からの活動スタート。そんな中、市議会議員まで巻き込んで高校生の提案からの条例可決~楽器のシェアシステム試験運用開始。さらには大事な仲間の難病発覚、思いやりながら程よいサポートを編み出していく様子など。登場人物たちのくよくよしない性格に、自然と口角も上がっていく。大人が読んでも元気になる本でした。

2018/01/14

ろま〜な

吹奏楽部の活動はリアルですが、競争にともなう屈折や指導の過酷さはほとんど描かれず、嫌みなく優しく純粋な世界なのが読んでいて気持ち良かったです。私的には、いろいろな楽器の魅力が伝わってくるのがとても楽しく、自分で持っている楽器もいくつかありますが、まだまだ体験してみたいものがあると思わされました。きっと、アンサンブルも面白いのでしょう。音楽心がかき立てられました。★全文感想はブログ→http://tubam.kamakurablog.com/Entry/165/

2018/08/17

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