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誘拐(新装改版) (双葉文庫)

誘拐(新装改版) (双葉文庫)

誘拐(新装改版) (双葉文庫)

作家
五十嵐貴久
出版社
双葉社
発売日
2019-01-09
ISBN
9784575521771
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誘拐(新装改版) (双葉文庫) / 感想・レビュー

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aquamarine

日韓友好条約締結の為に韓国大統領が来日する数日前、総理大臣の孫が誘拐された。要求は条約締結の停止と活動資金としての身代金30億。視点は誘拐された総理大臣側と、条約締結が同時期のため人員を割けず犯人を苦悩しながら追う警察、そして誘拐犯側の三点。誘拐した側の事情が先に明かされているが、犯人の行動の意味と目的がわからず、気になって一気に読み進めてしまった。伏線ははっきりした形で目の前にあったのに。否応なく大きな荷物を背負わされてしまった秋月が不憫でならない。お金では買えないものは確かにある。

2024/07/14

ユザキ部長

いや~面白かった。のめり込んで情景がビシバシ広がる感じ。途中なんで?と思うシーンも、なるほどと。また星野の冷静さがアクセントになってて良い。オススメ!

2022/12/29

harupon

2012年発刊の文庫版を読了後、「新装改版」お勧めのレビューを読み、こちらを読みました。日韓友好条約締結で韓国大統領来日する3日前、佐山総理大臣の孫が誘拐された。犯人は秋月孝介と最初から分かっているが、後半から星野警部の指示で犯人を割り出していく過程が凄かった。最後、実に気持ちよく読み終えました。良かったぁ。

2021/02/07

みゆき

以前出版された同名小説の加筆修正版。装丁も随分と変わりました。 歴史的な条約の締結のため、韓国の首相が日本を訪れる。まさにそのとき総理大臣の孫が誘拐される。 警察は首相の近辺警備にほとんどを割かれ、手薄になっているところを狙った誘拐。条約の締結に反対する北の国による犯罪だと思われ捜査が開始される。誘拐犯側、総理大臣側、警視庁側、それぞれの視点で物語が進みます。テンポが良くとても読みやすい。 最初から誘拐する側がわかっていること、総理大臣が横柄な人物なので、誘拐犯側を応援して読んでいました。面白かったです。

2019/11/24

ま~くん

外国要人の来日を控え厳戒体制が敷かれた東京で現職総理大臣の孫が誘拐される。要求された身代金は30億。国家を敵に回しつつも、犯人は次々に奇手を弄し目的遂行に邁進する。後手に回る警察。そんな中、ただ一人捜査本部の考えとは全く違う犯人像を思い描く刑事がいた。犯人の真の目的は、人質の救出は、そして事件の真相は。この作家さんは最初に「贖い」を読んでたけど、これも名作だと思います。最後の最後で明かされる真犯人に唖然としつつも、何故かホっとした読後感に浸ることができました。星野刑事がとにかくいい味出してます。

2019/03/05

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