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廃屋の幽霊<新装版> (双葉文庫)

廃屋の幽霊<新装版> (双葉文庫)

廃屋の幽霊<新装版> (双葉文庫)

作家
福澤徹三
出版社
双葉社
発売日
2019-07-10
ISBN
9784575522426
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廃屋の幽霊<新装版> (双葉文庫) / 感想・レビュー

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やも

淡々と話が進んでくように見せかけて、静かに温度が下がっていくような…そしてラストに予想外のひとひねりで、もいっちょ冷や汗かかせられる✨市松人形とか、廃屋が舞台だったり、そんなジャパネスクホラー8話の短編集。閉所恐怖症の人にはキツそうな話もあり。ホラーの中にもご飯描写がサラッとあって、それがまたシチュエーションにぴったりで、さすが侠飯の福澤さん!っても思ったり😁それにしても読メの登録数少ないな〜もっと読まれていい良作だと思うんだけど👻★4

2022/08/14

キンモクセイ

「廃屋の幽霊」かつて住んでいた家が霊が出るとTVで放送された。まずい事になったと思ったら既に...「庭の音」古い一軒家に越した。庭のある生活も良いと思えたが、湿気が酷く虫ばかり出る。気持ち悪い。「トンネル」だから、心霊スポットに行くなって言ったじゃん。あれは夢か?じゃあこれは...「超能力者」超能力なんてそうそうあるもんじゃないよ。「不登校の少女」死んでも親は我が子を守りたいもの。「市松人形」捨ててある人形は気にしてはいけない。「春のむこう側」愛してるなら信頼関係は大事。じゃないと連れていかれるよ。

2020/10/11

のりすけ

ホラーとミステリが融合してて面白かった。就職決まらへん旦那さんがどんどんおかしくなっていく話は、いろんな意味で怖い。世間知らずの若い女の子がメインなのではなく、それなりの年齢のおじさんたちが怪異に飲み込まれていくのは、なんかリアル。

2022/12/23

なっち

福澤さん、上手いなぁ。この短編集は実話怪談ではなく創作された話なんだろうけど、解説の平山夢明さんのおっしゃる通りちょっとした登場人物の日常や心理描写がほんとに上手くて唸らされる。この描写があってこそのストーリーなんだよな~。購入して良かった1冊。

2019/08/12

Yu。

古き良き怪奇幻想ミステリーやら、理屈も何も通らない只々恐ろしい着地が待ち受ける現代怪談やら、と様々なスタイルが愉しめる七つの福澤ワールド。。おもしろい!!もうどれもが何度でも読み返したくなる魅力あり‥ なかでも、主人公の精神状態が悪化する毎に屋内のニオイやジメっとさが酷くなる「庭の音」。窮地に追い込まれた主人公を更なる恐怖が襲う「市松人形」。“なぜ?どうして?”だらけなのに何故だかソコに魅せられる「春のむこう側」の三編は特に好き。。そうそう この著者って、生活苦に喘ぐ人間の姿を描くのがとても巧いですね。

2020/08/12

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