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ノスタルジア〈新装版〉 (双葉文庫)

ノスタルジア〈新装版〉 (双葉文庫)

ノスタルジア〈新装版〉 (双葉文庫)

作家
小池真理子
出版社
双葉社
発売日
2019-10-09
ISBN
9784575522730
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ノスタルジア〈新装版〉 (双葉文庫) / 感想・レビュー

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takaya

小池氏の筆力は、この作でも冴えています。比喩の詩的な、濃密な言葉の世界に酔わされました。恋愛小説ですが、読む進むにつれ、この作品の幻想性が浮かびあがってきます。こういう異界的世界は、小池氏の独壇場でしょう。

2021/02/19

coco夏ko10角

二人が最初に会った日の会話で、相手のことを知らなくても存在そのものを憎むことはあるだろう…と思ったから、俊之のことが明らかになったときそうだったのかと。この話、姉が語り手だったら違う面白さがありそう。

2020/11/26

小夜風

【所蔵】タイトルからファンタジーを想像していたのですが、がっつり不倫ものでうわ~読む時期を間違えたわぁと思いました(タイムリー過ぎ)(苦笑)。奇遇にも今の自分と同じ歳の設定で、いろいろ想像出来てしまう分、何ておめでたい人だろうと呆れてしまったというか…。父親の友人であった男との不倫、そしてその息子とも…って、お花畑過ぎるわ。罪悪感も何もないただただ自分が愛されて幸せだっただけの記憶。誰かに話したくてたまらず、悪びれもせず自慢気に語られる思い出話に、殺意すら湧きつつ、ずっとチベスナ状態で読んでしまいました。

2020/01/28

桜もち 太郎

24年前、繭子は父親の親友雅之と不義の仲に落ちた。そして死んだ雅之の息子で同じ年の俊之が現われる。二人で雅之の思い出話を語り合うが、必然と互いが惹かれるようになっていく。俊之を通して雅之を見るようになる繭子。この物語自体違和感なく読み進めることができるが、繭子の姉、千春の言動によって違和感が生まれてくる。繭子の孤独な生活が死者を呼び寄せ、彼らとの交流を念じたが故の展開なのだろうか。終盤にきて作者が作り出す異形な者たちが、読み手を静かに魔界に誘うような感じがした。繭子の中に疲れが澱のようにたまっていく。→

2021/10/14

Mayrin

大人の話。ただの不倫話ではない、ファンタジー?面白かった。

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