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文豪怪奇コレクション 幻想と怪奇の夏目漱石 (双葉文庫)

文豪怪奇コレクション 幻想と怪奇の夏目漱石 (双葉文庫)

文豪怪奇コレクション 幻想と怪奇の夏目漱石 (双葉文庫)

作家
夏目漱石
東雅夫
出版社
双葉社
発売日
2020-11-11
ISBN
9784575524208
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文豪怪奇コレクション 幻想と怪奇の夏目漱石 (双葉文庫) / 感想・レビュー

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まさ

漱石の幻想小説と言えば『夢十夜』がすぐに思い浮かぶ以外、ほかにどんな作品があるのかなと思いながら手にしたのだけど、いろいろとあるのですね。ラインナップ1番目の新体詩『鬼哭寺の一夜』から幻妖世界に惹き込まれた。夢十夜同様に声に出して読みたくなる作品でした。巻の後半に配置の『倫敦塔』や『幻影の盾』なども見慣れない作品だったけど、読んでいくと味わい深いなぁ。

2021/10/30

ホシ

何か一つ夏目漱石にお願いできるとしたら「長編怪奇小説を書いてほしい」とずっと思ってました。本書はそんなに私にうってつけ。漱石作品の中から幻想譚や怪奇譚を選りすぐります。ほとんどが既読でしたが飽くことなく読めました。『倫敦塔』『幻影の盾』は正直、私にはちょっと難しい。好きなのは『琴のそら音』と『趣味の遺伝』。『琴の~』は要するに「幽霊の正体見たり枯れ尾花」という作品ですが、ページを捲る指が止まらん(笑)。『趣味の~』は男女2人の宿業を物好き学者先生が解き明かす内容。悲恋譚だけどほっこりして好き(*´∀`*)

2021/01/17

たつや

東雅夫さんといえば水木しげるの短編集などの編集もされている怪奇もののエキスパートです。氏が編集した漱石の怪奇もの。面白く読めました。解説で誰が選んでも同じような編集になりそうだ的な事を仰ってるのが面白い。こういうアンソロジーも面白いですね。改めて、漱石の偉大さを痛感しました。

2024/05/08

くろばーちゃん

漱石は読んでいない作品が多いのではあるが、こんなに怪奇幻想を書いているとは知らなかった。「夢十夜」を読むのは近藤ようこさんのマンガを含めると3回目だが、読む度に面白くなる。「琴のそら音」は琴が出てくる怖い話かと期待して読んだが楽器の琴は登場せず、おばけの話なのに吹き出してしまうような、いい話だった。「永日小品」も面白いものが多く得に「モナリサ」が好み。「趣味の遺伝」もよかった。「倫敦塔」は読みづらく、大筋はわかったが深く味わえなかった。東さん選の漱石妖句集は驚きの連続。妖しげな俳句の連続で楽しめた。

2020/12/19

起死回生の一冊を求めて

「鬼哭寺の一夜」いいですね。これを読めただけでもいいかな。他のものは既読も多かったけど、やはり漱石は何度読んでもいいです。

2024/01/23

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