悲劇への特急券 鉄道ミステリ傑作選〈昭和国鉄編II〉 (双葉文庫)
悲劇への特急券 鉄道ミステリ傑作選〈昭和国鉄編II〉 (双葉文庫) / 感想・レビュー
涼
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2022/04/post-10f66f.html 横溝正史の作品が意外でした
2022/04/08
NAO
昭和の国鉄を舞台にした鉄道ミステリ4編。探偵小説作家の推理が冴える「探偵小説」は、横溝正史の作品。島田一男の「鉄道公安官」は、西村京太郎のトラベルミステリによくあるパターン。島田荘司の「ある騎士の物語」は、鉄道と関係がないような、あるような、イレギュラーな作品。「探偵小説」と、井沢元彦の「不運な乗客たち」がおもしろかった。
2022/09/01
geshi
『探偵小説』探偵小説をつくる脳内をそのまま小説化したような作品。既存の大がかりなトリックを補強する小技のトリックと手掛かりの出し方のアイデア。『鉄道公安官』目まぐるしく展開し東奔西走するストーリーに流されてしまう。トリックも解決も安易だけど。『不運な乗客たち』偶然と故意とを結びつけて想像の埒外にある人間の悪意を導き出す。最初にいち被害者視点を入れるフェア精神。『ある騎士の物語』青春な会話の中に伏線と関係性を忍ばせ、ミステリというより騎士道的ロマンの物語に昇華している。
2021/03/14
rosetta
★★★✩✩島田一男の「鉄道公安官」以外は鉄道ミステリーって感じはしないな。ミステリーとしてはやっぱり島田荘司が1番面白い。
2021/05/28
Urmnaf
鉄道ミステリではあるが、時刻表とにらめっこのアリバイ崩しではなく、鉄道そのものをトリックにした作品集。なので、4作品それぞれに受ける印象は異なる。「昭和国鉄編」というだけあって、レトロ感は共通ですが。井沢元彦の鉄道ものってあったっけ?、というのが手に取ったきっかけなのですが、既読でした。確かに鉄道ミステリでしたね。
2021/03/04
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