バイバイ、ブラックバード〈新装版〉 (双葉文庫)
バイバイ、ブラックバード〈新装版〉 (双葉文庫) / 感想・レビュー
相田うえお
★★☆☆☆23082【バイバイ、ブラックバード(伊坂 幸太郎さん)】この作品をこれから読もうとしている方へ。満腹のときに読み始めてはいけません。書き出しのジャンボラーメン30分で完食すれば成功!というこの食べてるシーンが凄くて本を読んでいるだけなのにお腹がいっぱいになってしまう〜という不思議体験が起きるんです。ま、その後は安心してください。大丈夫ですよ。(何が大丈夫なのか知らんが)さて、主役の男性、五股かけてるなんてびっくり!そんな事よりも<あのバス>と繭美が何なのか?最後まで気になったまま、悶々〜。
2023/12/23
owarai
スランプでした。3月からずっと。Dr.、いや、読書スランプ。古いですね、スミマセン。忙し過ぎて、1ページも捲れない日々。どうしちゃった、オレ。あんなに読んで、あんなに感想挙げてたのにと思い始めたら最後。楽しかった読書、読メが、めちゃんこ億劫になるんだから、びっくり、ほよよ?です。でも、フシギ。キーンと月日が走り去れば、ちょっと余裕が出てきて、読めちゃう伊坂幸太郎。暗い毎日に別れを告げ、明るい未来へ一歩を踏み出そうぜ、ばいちゃ!いや、バイバイ、ブラックバード。もう読めないかもなんて「あれも嘘だったわけだ」。
2021/08/14
NADIA
読みやすい。伊坂未読という人にお勧めしたい作品。借金のかたにバスに乗せられることになった星野一彦が、見張りにつけられた巨漢の女・繭美と一緒に、付き合っている5人の女性に別れを告げに行くというストーリー。連作短編の体なので単独でも読むことはできる。伏線回収度は他より軽めだが、飄々とした主人公とプロレスラーのような繭美の掛け合いと、別れを告げられる彼女たちの冷静さが何とも言えない上質なユーモアを感じさせてくれる。マグロ漁船など足元にも及ばないというバスの正体が明らかにならなかったのだけが残念だ(笑)
2022/11/13
kei302
面白い、さすが! 多分 過去挫折本。 繭美がダメだったような記憶がうっすらと。 「大きくなったらパンになる」エピソード、佐野と同じく、泣けた。ラストの繭美は最高。新装版、カバー写真が格好いい、文字が小さい(×_×)
2021/09/19
NAO
監視役がついた主人公が付き合っていた5人の女性に別れを告げにまわる話。監視役も個性的な女性だが主人公と5人の女性たちが初めて出会ったときのエピソードがそれぞれひどく変わっていて、いかにも伊坂幸太郎という感じ。最初はあまりいい感じではなかったし、疑問はいろいろあったが、それでもすんなり読めるところ、そして読んでいて、本当は結構暗い状況設定であるのだろうにそこはかとなくおかしみにあふれているところ、なんだかほんわりと温かくなるところが、伊坂幸太郎らしいなあと思った。
2022/12/25
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