若旦那のひざまくら (双葉文庫)
若旦那のひざまくら (双葉文庫) / 感想・レビュー
ツン
芹さん、素敵w 嫁姑(未満だけど)のガチンコのバトルがおもしろいです。
2021/12/01
のぶ
タイトルからもっと恋愛色の強い小説家と想像していたが、その要素はほとんどなく、強い女性の、成長小説であり、お仕事小説だった。主人公の長谷川芹は、40歳を間近にした百貨店に勤めるキャリアウーマン。仕事で出会った11歳年下の板倉充と恋仲になる。結婚を希望するが、充の両親は京都西陣の由緒ある織屋で、芹との結婚に大反対している。芹は充とともに京都へ移り住み、土地の文化に馴染もうと努力し、結婚を認めてもらえるよう奮闘する。芹の結婚は叶うのか?一女性の生き方が心に響いた、爽やかで面白い作品だった。
2021/12/02
ぽろん
バリバリの仕事人間の芹が京都西陣の織屋の若旦那と恋に落ち、結婚を認めて貰うべく大奮闘。何度イケズされてもポジティブシンキングな芹がかっこいい!期待以上に面白かったです。
2021/12/07
はつばあば
やっぱり坂井さんは面白い。?初っ端から「山科は京都ちゃいます!」みたいな(笑)。いやぁほんまですねん。山一つ・トンネル越さな京都に入れませんねん。しかし中京のおばさん相手によう頑張ら張りました。商売してはる大概のボンボンは同0社出身。繋がりとやっかみと仲の良さ・・ず~っと続いてますねん。着物業界にとって芹さんは救いの神さんみたいなもんです。それだけ年配のボンボンは親の地盤・看板に胡坐かいてはります。でも女は・・シビアですから亭主のお尻を叩か張ります。養子も多いですからね。ほんと久し振りにすっきりしましたわ
2022/09/05
のんちゃん
有名百貨店のバイヤーの芹は、その催し物の仕事で出会った11歳年下の京都西陣の老舗織屋の息子と恋仲になる。が、彼の両親は余所者で年嵩の芹との結婚には大反対。芹は今迄の自分の仕事を辞めて、そのスキルを武器にこの両親に斬り込んでいく、という奮闘記。坂井希久子さんのいつも通りのスッキリと温かい気持ちになれる読後感のお話。千年の都に暮らす人々の牙城を崩すのは一苦労だ。芹のいきいきとした仕事人描写が素敵だ。こちらまで若き日の多忙だったOL(死語?)を懐かしく思い出した。
2022/01/09
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