ムゲンのi(上) (双葉文庫)
ムゲンのi(上) (双葉文庫) / 感想・レビュー
イアン
本屋大賞にノミネートされた知念実希人の長編。昏睡から醒めない難病「イレス」に同じ地域に住む4人が同時に罹患する。うち3人の主治医となった愛衣は、特殊な方法により患者の「夢」に潜り込み意識を戻す方法を探る。一方その頃、都内では連続猟奇殺人が発生し…。なぜ世界的にも稀な奇病が同時に発症したのか。愛衣が抱えるトラウマの原因となった23年前の事件との関連とは。個人的な許容範囲を大幅に超えるファンタジー要素と愛衣の独り言の多さに戸惑いつつ、本屋大賞ノミネートという事実と著者最高傑作という惹句を信じて下巻へ進みます。
2022/09/03
ひさか
双葉社Web文芸マガジンCOLORFUL2018年11月12日号~2019年7月25日号を2分冊化し2019年9月双葉社刊。2022年2月双葉文庫化。夢幻世界の冒険を描く上巻。ありがちなアイデアで世界観も安易。2020年(第17回)本屋大賞の8位というランクもうなずける。下巻でどう化けるかが、楽しみ。
2022/06/14
キナコ
ファンタジー系のミステリー。ユタがでてきて驚いたが、病気を精神世界へと入り込んで治すという発想には驚いた。現実でおこる連続殺人事件との関連も匂わせつつ、主人公の過去も交差してそう。関わっていく人たちの過去が悲しすぎる。何が大切なのかを考えていく主人公の強さが格好いい。ストーリーが進むにつれて謎が深まるばかり。後半は一気読みかな。
2024/04/21
肉嬢★
ミステリーとファンタジーが融合された物語という事で惹かれました!皆それぞれ誰にも、ましてや本人も気づかない深い「闇」を抱えているのかもなーと思い知らされた1冊でした。ククルの会話で更に謎がありそうな予感なので楽しみにこのまま下巻に進みます。
2023/01/24
坂城 弥生
医療ミステリーとファンタジーが融合した作品でした。数々の謎がどうなるのか下巻が楽しみ。
2022/05/11
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