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卒業タイムリミット (双葉文庫)

卒業タイムリミット (双葉文庫)

卒業タイムリミット (双葉文庫)

作家
辻堂ゆめ
出版社
双葉社
発売日
2022-03-10
ISBN
9784575525502
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卒業タイムリミット (双葉文庫) / 感想・レビュー

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となりのトウシロウ

今回は完全に騙されました!卒業式を目前に控えた私立高校で女性教師の誘拐事件が発生。その監禁している状況を犯人がネットで公開。ライムリミットは72時間。犯人から送られてきた挑戦状を受け取った4人の男女生徒達。犯人は誰でその目的は何か?なぜ挑戦状が4人に届けられたのか?こいつが犯人なんじゃないかという予想は悉く外れ、4人の生徒達が高校生活で最も悔しかったことを書く「告白カード」が真相を解く切り札であり、大きな伏線になっていて、見事大どんでん返しにやられました。全ての伏線が回収されて気持ちの良い読後感でした。

2023/10/01

NADIA

進学校である私立高校の女性教師が誘拐・監禁された。三日以内に救出しないと彼女の命が危ない。「君たちならばこの事件が解決できるはず」と集められた生徒四人は果たして、彼女を救うことができるのか? なかなか興味を引く設定。小出しにされる四人の過去も含め、疑わしいことだらけで誰が信用に足りるのか最後まで分からない。怪しさ満載でツッコミどころだらけだが、意外にも読後感は悪くない。いやもう、かなりの力技なんだけどね。こんなのありか?と思いながらも爽やかさを感じさせられるって、ホント信じられないよ(笑)

2023/03/01

しーちゃん

表紙から想像する淡くて切ない青春物と思ったら、まんまと裏切られた。女性教師の監禁誘拐事件。タイムリミットは3日。少しでも過ぎたら被害者の命は奪われる。何の接点もない4人の生徒に届く事件解決のヒント、少しずつわかる4人の生徒の秘密。所々に差し込まれる「告白ノート」の書き手は誰なのか、誰もが疑い深く、最後まで彼らと一緒に推理した。親と子、教師と生徒、一見普通に見える関係の意外な姿。犯人がわかったところで、その動機が哀しく、やるせない。希望が見えた結末は良かったし、不良少年の成長が何より眩しかったのが救い。

2024/05/20

えりこんぐ

誘拐された教師を助け出すために集まった4人の生徒。彼らと一緒に推理しながら、高校生っていいなぁと羨ましくなる。共通点がなくても目標があれば仲間になれる。読後感は爽やか。この子達は卒業してからも仲良くしてってほしい。【積読34】

2024/06/10

あっ!chan

教育現場という狭い世界で起こった誘拐事件、う~ん!まあ言いたいところや突っ込みどころはいっぱいある設定。あんまり露骨な描写もないし、解決のためにバタバタするだけの高校生たちが主役の青春ミステリ。読み進める中で時々出てくる「告白カード」が事件の鍵と言うことがわかるけど、犯人と共に最後にそうくるか...面白く読めました。でも自分の罪を償うために「一人一人に居場所を」の教育理念を途中で投げ出したのは、正しかったのですかね?

2022/11/10

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