ルパン三世小説版<新装版> (双葉文庫)
ルパン三世小説版<新装版> (双葉文庫) / 感想・レビュー
海猫
5話収録のノベライズ。内容は徹底してナンセンス。まるで原作漫画のようなノリ。原作のアイデアを上手く当てはめて使ってる部分もあるし、ギャグセンスが原作っぽい。モンキー・パンチのイラストが挿入されるしね。ミステリー的な仕掛けもあるが、マジメな推理小説風ではなくて、発想が飛躍したもの。辻真先先生が「ルパン三世」という枠で、悪ふざけを楽しんでる感じ。雑誌の見出し風のロゴがそのまま載ってたりタイポグラフィになったり、ポップだなあ。40年以上前に書かれた本なので、時事ネタが古いのも味わいがある。巻末の特別鼎談も貴重。
2022/05/14
マッちゃま
初 辻真先(笑)たぶん昔アンソロジーとか何かで読んだ事あるかもだけど読メ登録は初って事で♪ まるでルパン三世を読んでる感覚で有りつつもベテランらしい読みやすさ。本書自体は30年以上前の復刻版ですが良い意味で軽く読めるのは巧さだと思います。全5話収録のライバル白乾児(バイカル)とルパン一味との闘い。大人になってから再放送を観てたので、懐かしいとも感じたし先が読めない(思い出せない?)意外な展開には素直にブラボー。ルパンで育った世代が作るルパンより、やっぱリアルな時代で生きていたルパンの方がシックリ感じます。
2022/07/18
barcarola
1980年刊行作品の文庫化とのこと。笑いの部分など、古いというよりはレトロという言葉が似合う。肝心のノベライズも、ルパン三世という作品の持つ場所や時代のごちゃまぜ感(?)が良く出ていると思う。モンキー・パンチさんの挿絵も豊富。
2022/04/24
Tatsuo Ohtaka
原作をトリビュートした遊び心たっぷりの小説に、モンキー・パンチの挿絵がついていて◯。しかもアニメ監督おおすみ正秋との鼎談も収録。これはお買い得!
2022/04/30
Takashi Tokairin
辻真先が白乾児を料理するとこうなるんですね。40年以上前だけどルパンっぽさは今も昔も変わらない。
2022/06/23
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