小説 星守る犬<新装版> (双葉文庫)
小説 星守る犬<新装版> (双葉文庫) / 感想・レビュー
あすなろ
コミックを小説化したい。そんな原田氏の熱望を形にした作品。泣けてしまいました。この想い、犬を飼ったことがある方なら分かって頂ける筈。そして、犬を看取ったことがある方なら泣くしかないと思う。犬は何故あんなにこの人と決めた人に一途に想い、慕い、一生を終えるのであろうか。ここに紡がれる物語は短く哀しい物語。でも、不思議と読了後に哀しさ少ない自分が居ることにも気がつく。かつての愛犬達が蘇って傍らで一緒に読んでくれていたからに違いない。
2022/04/18
ふじさん
村上たかしのコミック本「星守る犬」を小説にした作品。原作のコミック本は読んでいないが、冒頭のエピソードには、村上たかし氏の創作の秘密とクリエイターとしてのインスピレーションが込められており、読者を物語に引き込む大きな力となっている。家族と別れたおとうさんと犬の自由きままな旅は予想のつかない結末を迎える。人と犬の心の触れ合いには思わず私も心を奪われてしまった。さすが、原田マハといえる内容。コミック本の素晴らしさを十分伝えてくれたのではないか。感動の1冊になっている。原作のコミック本も是非読んでみたい。
2023/09/07
ぼっちゃん
泣けるマンガとして『星守る犬』が話題になっていた時から気になってので、原田マハさんの小説版ということで手に取りました。おとうさんもハッピーも幸せな最後だったと想いたい。
2022/03/21
shinchan
原田さん、25作品目でした。表紙のルソーの絵が気になっていて購入。1年半前に愛犬を失った私は、犬が絡んでいる小説を避けていました が、、、、。155ページの短なお話しでしたが 内容が深すぎて。イイなぁ原田さん。
2024/08/06
キナコ
一時間くらいで読めるが涙が止まらなくなった作品。これは動物好きには刺さる。 ほぼ犬視点で飼い主である『お父さん』の生きざまを語っていく。他者からみれば幸せとは言えない人生だったのかもしれない。でも本人達からすればこれ程幸福なことはなかったかもしれない。 星空のした、またお父さんと一緒に旅にいけるといいなぁ。
2022/10/19
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