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最後のページをめくるまで (双葉文庫)

最後のページをめくるまで (双葉文庫)

最後のページをめくるまで (双葉文庫)

作家
水生大海
出版社
双葉社
発売日
2022-06-16
ISBN
9784575525762
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最後のページをめくるまで (双葉文庫) / 感想・レビュー

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ナルピーチ

“どんでん返し”をテーマにした短編小説。帯にある“驚き5連発の絶品ミステリ”に吊られて手に取ったが、その予告どおりに見事に騙され良質などんでん返しを存分に堪能。マイベストは2話目の『骨になったら』とある男性が妻を殺害、警察の捜査からも逃れ葬儀も無事に終了。あとは火葬場で遺骨になるまでの数時間を描いた物語。タイムリミット形式で回想シーンを描いていくが、最後に驚愕の真実が…。その他の物語も短いストーリーの中でしっかりとオチをつけてくれる。この短編集『最後のページをめくるまで』決して油断をしてはいけません!

2023/09/27

yukaring

"どんでん返し"がテーマのダークなミステリが5編。帯を見て「ここまで煽られたら何かの絶対最後にくるよね」とは身構えてはいたが予測の上をゆく後味の悪いラストに悶絶。短い中にもキッチリとはりめぐらされた濃密な罠についつい嵌まってしまうのは私だけではないはず。特に「ベスト本格ミステリ2018」に選出されたという『使い勝手のいい女』の面白さは抜群。"使い勝手のいい女"呼ばわりされる葉月や身勝手な元カレにイライラしつつも物語に引きずり込まれ、あっという間に驚きのラストへ着地するジェットコースター的展開が楽しめた。

2023/04/13

みゆ

初読み作家さん、短編5話。どのお話にも身勝手な人が登場、そいつらの言動がヤバい。それが最後の1ページで更に皮肉な結末に。結構な嫌ミスでございました。読みやすいので一気に読んじゃったんだけど、ちょっと胸ヤケ(^-^;

2023/10/19

アッシュ姉

どんでん返しのミステリ5編。たしかに最後まで結末が分からなくて、どれも予想外のものだった。マイベストは「わずかばかりの犠牲」。そういう意味だったのかと怖くもあり、納得もできて印象深かった。

2023/12/13

Kazuko Ohta

どんな本かを説明するに当たり、本作中の作品タイトルをひとつ借りるなら、「読み勝手のいい本」です。1編50頁程度の短編が5つ。連作ではないのでどこから読んでもいいし、どこでやめてもいい。これほど読み勝手がよいにもかかわらず読了に時間がかかったのは、読みやすそうだと思って毎度飲酒してから本を開いていたからです(笑)。酔っぱらって読んでは絶対アカンやつで、全然意味がわからなくなり、翌日戻って読むことを繰り返していたら、10日もかかってしまいました。飲むなら読むな、読むなら飲むな。悪いことはでけん。それに尽きる。

2023/05/19

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