ミッドナイト (双葉文庫 し 33-07)
ミッドナイト (双葉文庫 し 33-07) / 感想・レビュー
ナルピーチ
漆黒の闇に紛れたカーチェイス、スリリングな銃撃戦とアクションシーンが満載のシリーズ第4弾!田臥に与えられた新たなミッションは“ロシアのS”の護送。青森の竜飛岬から東京までを愛車のメルセデスで駆け抜ける…。もはや言う事無しの安定の面白さ!重大な機密情報を狙って次々と襲ってくる刺客達。田臥は無事にこのミッションを成功させる事ができるのか!?緊迫感のある攻防を繰り広げ、スピード感ある描写がページを捲る手に拍車を掛けて一気読み必至!またもや柴田先生の創り上げるハードボイルドな世界に魅了されてしまった。
2023/10/29
Katsuto Yoshinaga
本作の主人公は、2作目の「クラッシュマン」と同じく本社(=警察庁)公安課特別捜査室〈サクラ〉の室長“田臥”、相棒は2作目に登場のマルチリンガルの“アサル”、この公安コンビでロシア人スパイ“ガレリン”とその娘“ナオミ”を竜飛崎から東京まで護送する任務を負う。もう、まるっぽ「深夜プラスワン」か「A10奪還チーム」である。しかも、ちゃんと21世紀仕様にアップデートされ、お約束の “笠松父娘”に、前作で強烈なインパクトを感じた北のテロリストも再登場。狂気を纏う仇役“サバーカ(犬)”の造形も好みで、本作も大満足。
2023/06/21
ちゃーりー
「デッドエンド」以来、シリーズ四作目。とはいえ、主役が作品ごとに変わるので、あまり続きを意識する必要がない。 原発に警鐘を鳴らし続けている点は一貫。搬送するヒト・モノが狙われる、という、あまりにベタな筋書きではあるものの、ピンチに見舞われると、ハラハラしながら、つい頁を繰っていました。なお、アルチュール・ランボーの詩は、敵の造形を深めることに役に立っていないことと、ベンツの性能が驚異的過ぎること、警視庁と、警察庁を、わざわざ本店と、本社とか呼び変えるのは分かりにくいだけ。次作以降、グミジャの活躍に期待。
2022/10/15
hiyu
デッドエンドの4作目。今回は田臥がメイン。その業務の在り方から信頼を如何に形成するかが重要どころ。慌てつつも田臥は田臥のやり方で進んでいく。ラストにかけての展開はなかなかリアルにありそうと思ってしまった。
2023/05/23
ぱーぷる・ばんぶー
「デッドエンド」シリーズ?第4弾。亡命したロシア人父娘を札幌から東京まで陸路で送り届ける仕事を依頼された公安の捜査員田臥。執拗に襲い掛かる敵から無事に守りきることができるのかのスリルとサスペンス。笠原と萌子もちゃんと出てくる。
2022/10/23
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