ヤッさんⅤ 春とび娘 (双葉文庫 は 24-05)
ヤッさんⅤ 春とび娘 (双葉文庫 は 24-05) / 感想・レビュー
ぷう蔵
コツコツと積み上げていく挑戦もあれば、ここ1番の大勝負的な挑戦もある。挑まねば向上はない。ただここで問題なのは、その挑戦が地に足のついたものなのか、浮かれ飛んだ挙句のものなのかと言う事。同じ挑戦でも自分の道を極めるための挑戦もあれば、分不相応で無謀と思われる挑戦もある。同じ挑戦をAさんがやれば良くやったと言われ、Bさんがやれば何やってるんだと怒られる。つまり大事なのは、自らの分を弁えているのかどうかと言うこと、自分が成すべき事、そのために何を為すのか、そのの本質が見えているかと言うことなんだろうな。
2023/04/22
まるぷー
築地から豊洲に移転を背景に「そば処みさき」に祇園の料理店の板前を雇うというタカオとミサキの間に夫婦の危機まで発展。老舗卵焼き屋の三代目香津子の前に現れたテンペイロの料理人との関係。女性和食料理人.里菜へのオーナーのパワハラとオモニの店の立ち退きと存続問題。これらの問題をヤッさんは人望とフットワークにより解決。それぞれの話に若い料理人や職人を陰ながら助力するヤッさんの胆力に感服。ヤッさんの生き方、オモニの本心など垣間見られたがこの二人のことが気になった。真っ当に生きていらば何とかなる、そうでありたい。
2023/09/21
ぷにすけ
今回は3人の女性とオモニに起こるトラブルのお話し。悩みに悩む女性たちの心を知ってか知らずか、マイペースのヤッさんにちょっとイラっとしてしまいます(笑)が、最終的にはハッピーエンドでめでたしめでたし!
2023/01/23
ロボット刑事K
蕎麦職人ミサキの蕎麦にかける情熱は凄いと思います。思いますが。自分の蕎麦を極める為に蕎麦農家に住み込み、ここと決めた契約農家から仕入れた実しか使わない。外国産の安物のなんか使ったらオシマイ。きっとミサキの店では盛で1,000円くらいはするんでしょうね。ご立派。いくら蕎麦が好きでも、盛に1,000円は出せない客はゴマンといますよ。そういう蕎麦好きの為に安くて美味い蕎麦を提供しようなんて気はこれっぽっちもないワケですか。要はうちの蕎麦、喰える奴だけ喰えばいいという店が客を選ぶ商売なんですね。☆3つ。
2024/07/30
ざるめ
これまでに登場した人達のその後も知ることができる巻(^^)ヤッさん早くなんとかしてやってよ~(^^;)と心で呟きながら読んでいたけれど、最後の「春とび娘」はヤッさんもオモニも大変でどうなることか(゜゜;)とドキドキした(>_<")
2023/11/09
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