斬新 THE どんでん返し (双葉文庫 あ 39-07)
斬新 THE どんでん返し (双葉文庫 あ 39-07) / 感想・レビュー
mae.dat
1990年代前半に生誕の5名のアンソロジー。極私的な話ですが、芦沢央さん、阿久津辰海さんはそれぞれ1冊だけ読んだ事がありましたが、他の方はご芳名を聞き、興味を抱きながらも未読で。丁度良いって事で。特に白井智之さんは過激な描写も有ると聞いていたので、味見と言うか作風を確認するのにも丁度良さそうと思ったのです。読んでみたかったけど、儂は見合わせた方が良さそうなのかなぁ。斜線堂有紀さんの『雌雄七色』はメールと手紙だけで構成されていて面白いですね。オチは予想できましたが。オチの重要な説明にも誤りがある様な……。
2024/02/11
ナルピーチ
バラエティーに富んだ5篇のどんでん返しな物語が楽しめる今回のシリーズのテーマは“斬新”。話題沸騰中の人気作家さん達の斬新なアイデアが詰まっていてとても面白く、サクッと読めた。その中でもやはり白井先生の『人喰館の殺人』は異質であり、白井ワールドらしさが色濃く出ている。その奇抜な世界観はあまりにも独特。衝撃過ぎる展開の連続に、もはや意味を求めてはいけないのだ!そして伊吹先生はお初の作家さん、時代小説が得意な作家さんということで、先日文庫化された『刀と傘』も気になるところ。こちらも読むのが楽しみだ!
2023/08/03
machi☺︎︎゛
気になる作家さんばかりのどんでん返しのアンソロジー。全部初めて読む作品で楽しんでいたけど、最後の白井智之さんの「人喰館の殺人」で今までのが全部吹っ飛ぶくらいの衝撃を受けた。エログロが詰まっていて少しホラーも入っていて長編でじっくり読みたいと思った。正真正銘のどんでん返し。とあったがまさにその通りだった。
2023/08/01
みゆ
5人の作家さんによるどんでん返しのアンソロジー。一番面白かったのは伊吹亜門さんの『遣唐使船は西へ』漂流中の遣唐使船での密室殺人とは舞台設定が斬新、動機にビックリ('∇^d)☆!!最近短編集は連作短編を読むことが多いので、こーゆーバラエティー豊かなアンソロジーもまた楽し(o^^o)
2023/11/13
オーウェン
どんでん返しシリーズ。顔ぶれを見ると、ここ10年くらいのミステリ作家たちで纏めている。 全員好みの作風だが、芦沢さんの「踏み台」 アイドルとストーカー対処の方法に裏がという類い。 阿津川さんの「おれ以外のやつが」 殺し屋が狙った双子の作家の片割れだが、ターゲットがすでに殺されていたという真相。 アクションもありだし、この殺しの依頼者などよく出来ている。そして殺し屋だからこその哀愁も。 白井さんの「人喰館の殺人」山荘に閉じ込められた7人の男女。外には羆がおり隔絶の中で起きる殺人。そこにはある仕掛けが。
2023/06/16
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