ほろよい読書 おかわり (双葉文庫 お 42-02)
ほろよい読書 おかわり (双葉文庫 お 42-02) / 感想・レビュー
mae.dat
シリーズ第2弾。5人の女性作家さんに依るアンソロジー。ほろよいを謳っている割には、下戸さんからガッツリ目の呑み迄ありましたね。どれも短篇の中に2転、3転する展開が仕込んであって。それで落ちはそれぞれ独特で好かったです。それぞれ今後が気になるよ。西條奈加さんの『タイムスリップ』は日本酒の話でした。暫く日本酒飲んでないなぁ。父親も熱燗飲んでいたし、独身の頃は定期的に飲みに行くお店もあったんだけど。なんて思い出しました。宣伝?って位神亀酒造推していて、思わず調べてしまいましたよ。今度買って来よう♪〜。
2023/07/30
ひさか
お酒にかかわる5つの短編アンソロジーを2023年5月双葉文庫から刊行。シリーズ2作目。奥田さんのは、お酒というより発酵をひっかけた人の想いがテーマになっていて楽しい。一穂さんの話のどんでん返し的なオチに驚ろきです。とてもインパクトがありました。総じて、前作に比べてお酒の比重が小さくなっているように感じましたが、お酒もタバコと同じように健康被害の観点で、敬遠の方向に進んでいるのかも…
2023/07/26
Karl Heintz Schneider
やられた!第一話の青山美智子さんに、いきなり持っていかれた。20代の売れないライターがバーの女性店員に恋をするが実は彼女にはもう一つの顔があって。青山美智子・朱野帰子・一穂ミチ・奥田亜希子・西條奈加。他の作家さんの作品もそれぞれ良かったけど、なにしろ初っ端の青山さんの印象が強烈すぎてあまり印象に残っていない。本書は以前ご紹介した「ほろよい読書」の続編である。半日ファスティングを始めてから食べる量が減り、おかわりをすることはほとんどなくなったがこのシリーズのおかわりなら大歓迎だ。なんなら3杯目も所望したい。
2023/07/04
OSOGON15
「お酒」をテーマに描かれた短編集。第二弾なのですが、第一弾は未読でした。お酒がほとんど飲めないが私ですが雰囲気は好きだし、日本酒(純米大吟醸)カクテル、ジントニック・・どれも本当に美味しそうに描かれています。もちろん食べ物も。大注目の5名の作家さんのお話、短編ですがお得感でいっぱいです。どのお話も良かった。
2023/10/04
あすなろ
ほろ酔い本2巻である。変わらずのアンソロジー。今注目の作家さん達がラインナップされている。どれも正直1巻目と同じく甲乙付け難いのである。どの短編も唸らせてくれる。そして、お酒が飲みたくなる事も変わらず。あ、お酒を飲まない・飲めない方にも酔わせてくれる効果ある事請け合い。小説の効能としていかに読者を酔わせるかがある、とかつて北方謙三氏は記していたが、正に心地良く一編一編が違う種類の酒であり酔わせてくれ、読了すると美味いカクテルの様な2冊となっていると思う。
2023/08/26
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