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蒸発 日本推理作家協会賞受賞作全集 (25)

蒸発 日本推理作家協会賞受賞作全集 (25)

蒸発 日本推理作家協会賞受賞作全集 (25)

作家
夏樹静子
出版社
双葉社
発売日
1996-11-01
ISBN
9784575658286
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蒸発 日本推理作家協会賞受賞作全集 (25) / 感想・レビュー

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がたやぴん

日本探偵クラブ時代の受賞作。舞台は昭和45年。タイトルどおり東京発札幌行きの飛行機の中で女が消える。同じ頃、福岡では会社社長が失踪する。蒸発するように消えた女は存在したのか、はたまたトリックが存在するのか。社長の失踪との関連はいかに。監視カメラが無い時代だからこそ、人々の証言を積み重ねながら真相に迫る描写が面白い。また、追うもの追われるもの、巻き込まれるものそれぞれの葛藤や心の揺らぎも感じてとれる。決して後味は良いとは言えないが受賞という肩書きに恥じない作品。

2016/09/07

Decoy

久々に推理小説らしい推理小説を読んだ。既に半世紀近く前の作品で、古びている部分がないとは言えないが、今でも充分に面白い! 「愛」に加えて「母性」が通奏低音のように流れていることに、どうしても女性作家ならではの特性を感じてしまう。謎が盛りだくさんで、最後はやや駆け足になるが、解決が極めて心地よい。

2020/11/19

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