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天山を越えて 日本推理作家協会賞受賞作全集 (43)

天山を越えて 日本推理作家協会賞受賞作全集 (43)

天山を越えて 日本推理作家協会賞受賞作全集 (43)

作家
胡桃沢耕史
出版社
双葉社
発売日
1997-11-01
ISBN
9784575658408
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天山を越えて 日本推理作家協会賞受賞作全集 (43) / 感想・レビュー

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hit4papa

大戦時、中国戦線を有利化すべく、辺境の移動戦闘民族の英雄へ、日本人花嫁を政略結婚させようと画策する政府。花嫁、護衛の軍人、花嫁の恋人の運命が天山山脈を中心に交錯するという作品です。その旅に同行しかたのような、まさに艱難辛苦、過酷な状況の緻密な描写に魅せられます。元軍人が書いた埋もれた実録小説の体裁で始まり、ラストはその小説の顛末を含め見事に締めくくられています。とても良くできた壮大かつ重厚な物語です。直木賞候補作ですが、著者の受賞作『黒パン俘虜記』よりこちらの方がずっと好み。【日本推理作家協会賞】

2018/04/06

マムみかん(*感想記入少なめです*)

胡桃沢さん2冊目。 これも読みやすくて面白い、昭和の冒険物語でした! そう言えば、NHK の『シルクロード』は楽しみに観ていたな~。 喜多郎のテーマ曲が頭の中をグルグル~(笑)。 衛藤や由利にとっては大変な人生でしたが、物語は雄大でロマンがあり良かったです☆

2014/09/29

秀玉

胡桃沢さんといえば、これは冒険活劇と冒険ロマン、どんどん引き込まれ読み進む。美女も出てきて楽しめる。胡桃沢さんと言えば翔んでる警視シリーズ。これ探しまくって読んでいました。全部処分したけど懐かしいなあ。

2021/08/02

Satoshi

面白かった。シルクロード浪漫という簡単な内容では語れないほど厳しい物語である。砂漠の国の部族長に嫁入りするために砂漠を超え、女性の人権なんて全くない環境で生きなければならなかったヒロインとその従者が長い時を超えて再会するラストはとても情緒的で感動した。ストーリも簡潔であり、読みやすい。

2014/08/06

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