日本推理作家協会賞受賞作全集 67 (双葉文庫 み 16-1)
日本推理作家協会賞受賞作全集 67 (双葉文庫 み 16-1) / 感想・レビュー
みかん
この前の冬、宮部さんの「蒲生邸事件」を読んで、同じ超能力者ものの本作品を読み返したくなって、中古を購入し高校生以来の再読。やはり、サイキック――特に直也の悲哀と孤独を感じて、ラストは目が潤んだ。個人的に思うことだが、宮部さんはデビューから90年代末までの作品がやはり全盛期だなあ。
2016/04/19
kzy-y
生駒のキャラは最高にいい!お節介だけと生駒の存在だけで救われた感がある。面白かったサクッと読めた*(^o^)/*
2014/03/15
スノーシェルター
他人の考えていることがわかってしまうって辛いんだろうな。超能力が本物かどうかより、登場人物の心の動きが面白かった。
2013/02/23
C-biscuit
図書館で借りる。ミステリー小説の要素にサイキックというSFが混ざった小説である。マンホールの蓋を開けたことが、きっかけで思いもよらぬ事件となったが、この事件をきっかけに高坂昭吾がサイキックの少年と出会い。そういう人間がいるということを知る。そして、もう一人のサイキックと別の事件が入り混じり、ラストまで多くの伏線などを楽しむことができた。サイキッカーたちの苦悩がリアルに感じられ、羨ましい能力でもあるが、知らないことの良さも実感できる内容である。雑誌社の様子や取材、考え方もなどの知見も広めることができた。
2017/03/15
うみろー
再読。あらゆる超能力のなかで人の考えていることがわかる能力は、苦しい事NO1ではないだろうか?他人がどう思っているかが分かってしまう。なんて辛いことだろう。逆に考えたって、本音がダダ漏れの状況は裸で歩いているに等しいくらい恥ずかしい。自分だったら、自分だったら・・・・つい考えてしまうのが宮部みゆきの本なのかもしれない。
2012/05/28
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